タケノコ

Takenoko

BGAでプレイ
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ゲーム画面

目的

中国と日本の外交関係が好転し、これを祝うために、中国の皇帝から日本の帝へ平和の象徴として、神聖な動物が贈られました。それはパンダです!帝は役人(=プレイヤー)にパンダの世話を命じました。土地を耕し水を引き、庭師に竹林の世話をさせ、パンダをもてなします。

ルール

画面説明


1:メインボード
2:アクション。5個のなかから実行したいアクションを選べます
3:天候ダイスの結果
4:自分の目標カード
6:達成された目標カード

1:プレイヤーによって設置された区画タイル。区画タイルは緑、黄色、ピンクの3色があります。区画によっては「進歩」が設置されている場合があります(後述します)
2:池タイル
3:パンダコマ
4:庭師コマ
5:水路コマ
6:竹コマ。区画と同じ色の竹コマが置かれます

1:勝利点
2:そのプレイヤーが持っている目標カードの枚数。右からパンダ、庭師、区画の目標カードです
3:そのプレイヤーが達成した目標カードの枚数
4:確保している水路コマ
5:獲得している「進歩」
6:獲得している竹コマ

ゲームの流れ

ゲームが始まるとスタートプレイヤーから順番に手番を行っていきます。各プレイヤーの手番では5つのアクションの中から異なるアクションを2つ実行します(後で説明する天候ダイスによる例外あり)。これらのアクションを実行していき、目標カードに書かれてる目標の達成を目指します。規定枚数の目標を達成したプレイヤーが現れたら、その後、プレイヤーが1回ずつ手番を行ってゲーム終了です。ゲーム終了時に最も多くの勝利点を得たプレイヤーが勝者です。

アクション

プレイヤーは手番に5つのアクションから異なる2つのアクションを選んで実行します。
アクションは次の5つです。
  • 区画タイルの設置
  • 水路コマの獲得
  • パンダを動かす
  • 庭師を動かす
  • 目標カードを獲得

それぞれのアクションの具体的な説明をします

区画タイルの設置

まず、区画タイルの山札から3枚の区画タイルを引き、そのうちの1枚を選んで、他の2枚は山札に戻します。
その後、選んだ区画タイルを次の2つのルールの少なくともどちらか1つを満たすように設置します。

1.真ん中の池タイルに接するように設置する
2.既に設置されている区画タイル2枚と接するように設置する

区画を設置した後、その区画に水が引かれている/水域の進歩が設置されている(詳しくは後述します)ならば、設置した区画に竹コマ1個が即座に置かれます。

水路コマの確保

水路コマを1個獲得します。
獲得した水路コマは、すぐ使っても構いませんし、後のターンで使うために取っておいても構いません。

水路コマは区画と区画の間に設置することで、それらの区画を「水が引かれている」状態にします。
水路コマは、池タイルか既に設置されている水路コマのどちらかと繋がるように設置します。
なお、水路コマの設置は手番で実行できるアクションには数えられません!自分の手番に2回アクションを行った後にも水路コマを設置できます。他にも手番で実行できるアクションには数えられないアクションがあり、それらは後でまとめて説明します。

水が引かれている状態

区画タイルが「水が引かれている」状態となるためには、次の3つの条件のうち、少なくとも1つを満たす必要があります。

1.池タイルに接している
2.タイルの6辺のうち、少なくとも1辺に水路コマが置かれている
3.水域進歩が置かれている(後述します)

区画タイルが初めて「水が引かれている」状態になったら、区画と同じ色の竹コマ1個が即座に置かれます。
1つの水路コマによって2つの区画タイルが「水が引かれている」状態になったら、両方に区画と同じ色の竹コマが置かれます。



水路コマを設置します。

初めて水が引かれた状態になった区画タイルに竹コマが置かれます。(黄色の区画タイルには進歩が置かれています。この進歩は竹コマが置かれる際に、1個ではなく2個置かれるようにするというものです。本来は竹コマは1個しか置かれません。)
竹コマが置かれた黄色タイルの左隣のピンクのタイルには、既に水が引かれており、初めて水が引かれた状態になったわけではないため、竹コマは置かれません。(このタイルの右上に水路コマが置かれていることに注意してください。)

この結果、水色の星マークがついているタイルは水が引かれている状態になりました。(水路コマが置かれているタイルと、池タイルに隣接しているタイル、水域の進歩(区画タイルに置かれている水色の小さい6角形のタイル)が置かれているタイルが水が引かれている状態になっています。)
黒い星マークがついているタイルは水が引かれいません。

パンダを動かす

パンダコマを他の区画タイル上に動かして、動かした先にある竹コマを1個獲得します。
パンダコマが置かれている区画タイルの辺に対して垂直に、繋がっている区画タイル(池タイルを含む)の上を一直線上に動かせます。ただし、区画タイルが途中で途切れているような場所を飛び越えて動かすことはできません。区画タイルが途中で途切れている場合は、その手前でパンダの移動は終わります。
なお、パンダコマは必ずしも竹コマのある区画タイル上に動かさなくてもかまいません。竹コマがない区画タイルや池タイルで移動を終えることもできます。ただし、その場合は竹コマを獲得できません。
また、このアクションを選んだ場合には必ずパンダコマを1タイル以上動かさなければなりません。パンダコマを動かさずに竹コマだけを取ってアクションを終えるようなことはできません。



上の画像のように、丸がついている移動はできます。このように移動することで、竹コマを獲得できます。移動先の区画に庭師がいても構いません。

しかし、上の画像のようにバツがついている移動はできません。
パンダコマはタイルの辺に対して垂直に移動させなければなりません。
また、タイルの置かれていないスペースを飛び越えて移動することもできません。

庭師を動かす

庭師を他の区画タイル上に動かして、動かした先にある区画タイルとそれに隣接する同じ色の区画タイルに竹を生やします(それらの区画タイルに竹コマを追加します)。
竹が生えるためには、それらの区画タイルに水が引かれていなければいけません。
竹コマは最大で4つまで生やせます。既に4個の竹コマがあるなら、その区画タイルには、それ以上竹コマは追加されません。
移動のルールはパンダコマの移動ルールと全く同じです。



庭師を矢印の通りに動かします。

このとき、竹コマは+1と書かれたタイルに追加されます。黒い星マークがついている区画タイルには竹コマは追加されません!

目標カードの獲得

区画、パンダ、庭師の3つの目標のうち、好きな目標カード1枚を新たに獲得します。
目標カードは5枚までしか持てません。既に5枚の目標カードを持っている場合は、目標カードを獲得できません。(このアクションを選択できません)
なお、目標カードを獲得した時点で既にその目標の条件が満たされている場合があります。その場合は、BGAでは区画と庭師の目標カードに限り、その目標カードを捨ててから目標カード選択に戻ります。
また、目標カードの枚数には限りがあります。欲しい分野の目標カードが残っていない場合は別の分野の目標カードを獲得します。

目標カード

目標カードは区画、パンダ、庭師の3つの分野の目標があります。

なお、目標カードの達成はアクションに数えられません。自分のターンなら、好きなタイミングで何枚でも目標カードを達成することができます。1ターンに2つの異なるアクションを実行した後に目標カードの達成をすることもできます!!
また、区画、庭師の目標は自分で目標の条件を整える必要はなく、場の状況が目標の条件を満たしていれば、その目標を達成できます。もし、目標を達成した後で場の状況が変化しても、一度達成した目標は失われません。
パンダの目標だけは自分がパンダコマを動かして獲得した竹コマを使用する必要があるので注意してください。

・区画
区画の目標カードには、区画タイルの形が描かれています。区画目標を達成するためには、このカードに描かれているのと同じ構成の、同じ形に区画タイルが設置されていて、さらに、これらのタイル全てが水が引かれている状態である必要があります。

区画タイルの目標を達成する際には、目標カードに描かれているタイルと同じ形にする必要がありますが、回転した状態でも達成できます。ただし、反転して状態で達成することはできません。



場の区画タイルはこのようになっています。

この区画目標は達成できます。

このように回転した状態で達成できるからです。(庭師コマが置かれているタイルから左3つのピンクの区画タイルは全て水が引かれた状態になっていることに注意してください。)


この区画目標は達成されていません!

このように垂直方向に反転すると同じ形になりますが、反転した形が一致したとしても目標を達成したことにはなりません。回転させただけではこのような形にならないことに注意してください。

・パンダ
パンダの目標カードには竹コマが描かれています。パンダの目標を達成するためには、自分がパンダのアクションで獲得した竹コマを、パンダの目標カードに描かれているのと同じ色の竹コマを描かれているのと同じ個数だけ支払うことで達成できます。

・庭師
庭師の目標カードには目標とする竹コマの絵が描かれています。庭師の目標を達成するためには、描かれているのと同じ条件で、同じ色の竹コマが、同じ数だけ生えていれば達成できます。

庭師の目標カードには、「特定の進歩が置かれている区画(または、進歩が全く置かれていない区画)」で竹を生やさなければ目標を達成できないものがあります。
それらの目標カードを達成するためには、指定されている進歩が置かれている区画(または全く進歩が置かれていない区画)で、条件となっている竹を生やさなければいけません。
「特定の進歩」が条件となっている場合、条件となっている進歩は最初から区画に設置されているものでも、後から設置したもののどちらでも構いません。

特に進歩の指定がない場合は、進歩が置かれている区画、置かれていない区画は区別しません。竹コマの色と竹コマの数だけが条件となります。


特殊なアクション

自分のターンには5個の中から2つの異なるアクションを実行すると説明しましたが、ここで説明する3つのアクションは「2つの異なるアクション」には数えられません!これから説明する特殊なアクションは自分のターンなら、好きなタイミングで、実行可能ならば何回でも実行できます。そのため、「2つの異なるアクション」を実行した後で、「特殊なアクション」を実行したり、「特殊なアクション」をしてから、「通常のアクション」をして、その後、「特殊なアクション」をしてから「2個目の通常のアクション」することもできます。

水路コマの設置

「通常のアクション」の「水路コマの確保」で獲得した水路コマを設置します。

目標の達成

目標カードの条件を満たしている場合、手札から目標カードを公開し、目標を達成します。
目標を達成したら、目標カードに書かれている点数を得ます。

進歩の設置

天候ダイス:曇(詳細はあとで説明します)で獲得した進歩を区画タイルに設置します。
また、「通常のアクション」の区画タイルの設置の際に、これから設置する区画タイルに進歩を置いてから、そのタイルを設置することもできます。
進歩は次の2つの条件を両方満たす区画タイルにしか設置できません。
  • まだ進歩が置かれていないタイル
  • 竹コマが置かれていないタイル

進歩
進歩は3種類あります。

  • 囲い

この進歩が設置されたタイルの竹コマはパンダに食べられることはありません。
この進歩が設置されたタイルをパンダが通り過ぎたり、止まったりすることはできますが、竹コマを取ることはできません。

  • 肥料

この進歩が設置されたタイルは竹コマが置かれるときに、1個ではなく2個置かれます。
竹コマが置かれるときというのは、「初めて水が引かれた状態になったとき」、「庭師移動のアクション」、「天候ダイス:雨(詳しくは後で説明します)」です。

  • 水域

この進歩が設置されたタイルは、「池タイルに隣接」、「水路コマが設置」されていなくても水が引かれた状態になります。
ただし、この進歩が設置されているタイルは「池タイル」のように水路コマの起点にすることはできません。
この進歩が最初から組み込まれているタイルを設置すると、即座に1個の竹コマがこのタイル上に置かれます。
この進歩を「まだ水が引かれていないタイル」に設置すると、即座に1個の竹コマがこのタイル上に置かれます。

天候ダイス

2ラウンド目以降は各プレイヤーのターン開始前に天候ダイスが振られます。その結果によって様々な効果が適用されます。
天候は、快晴、雨、風、荒天、曇、はてな(オールマイティー)の6つです。

快晴

このターンは5個のアクションの中から3つの異なるアクションを実行します。

手番の開始前に、1つの水が引かれている状態の区画に竹コマを1個(進歩:肥料が置かれている区画には2個)追加できます。
ただし、1つの区画に置ける竹コマの上限は4個です。

このターンは異なる2つのアクションを実行する代わりに、同じアクションを2回行うことができます。
これは強制ではなく、通常通りに異なる2つのアクションを実行しても構いません。

荒天

手番の開始前に、パンダコマを任意の場所に動かし、動かした先にある竹コマを1個獲得します。
このときのパンダコマの移動は、通常の移動ルールを無視します。完全に任意の場所に移動できます。

手番の開始前に、進歩を1つ選んで獲得します。進歩は3種類あり、それぞれ3つずつ用意されています。これらは早い者勝ちです。
もし、獲得できる進歩がない場合は、プレイヤーは任意の天候(快晴、雨、風、荒天)を選べます。

はてな

快晴、雨、風、荒天、曇の中から好きな天候を1つ選び、その効果を適用します。

ゲーム終了

誰か1人でも目標カードを規定の枚数以上達成したプレイヤーが現れたら、その後、他のプレイヤーが1回ずつ手番を行ってゲーム終了です。
目標カードの規定枚数はプレイ人数によって異なります。
2人プレイなら9枚以上(9枚を含む)
3人プレイなら8枚以上(8枚を含む)
4人プレイなら7枚以上(7枚を含む)の目標カードが達成されたら、他のプレイヤーが1回ずつ手番を行ってゲーム終了です。

得点計算と勝利条件

最初に規定枚数以上の目標カードを達成したプレイヤーは勝利点2点を追加で得ます。
各プレイヤーが達成した目標カードによって獲得した勝利点の合計を比べて、最も勝利点の多かったプレイヤーが勝者です。
もし、同点だった場合は、パンダの目標カードを達成したことで獲得した勝利点が多いプレイヤーが勝者です。
これも同点だった場合は、それらのプレイヤー全員が勝者となります。
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最終更新:2021年05月17日 04:27