たっくんのボードゲーム日記

No.90
タルバ
Taluva

プレイ人数:2 - 4
プレイ時間:約45

ルール難易度 普通、特に難しい点は無い
日本語化 不要




ゲーム全景。独特な形をしたタイルを並べたり重ねたりして、その上に建物を建てます。



タイルは高さを出すためか、厚みがあってとてもしっかりした作り。



建物は3種類で、左から小屋神殿


神殿を最も多く建てたプレイヤーの勝利となるのだが
同数の場合は、塔の建設数、塔も同じなら小屋の建設数で勝敗を決める。

また、ゲーム中どれか2種類の建物を建て切ったプレイヤーは自動的に勝利となる。


タイルには必ず火山のマスがあって、火山の上に建物を建設することはできない。





★タイルを重ねる★

タイルを水平にくっつける場合は、どうくっつけてもいいのだが
重ねるときはいくつかルールがある。

1.火山同士が重なるようにしなければならない
2.そのとき火山の向きが異なるようにしなければならない
3.小屋の上に置いて潰すことはOKだが、塔や神殿は潰せない
4.ただし1つの小屋グループを完全に潰してはダメ(必ず1つ以上残す)
5.タイルの下が空白地ではダメ




★建設する★

3種類の建物は建設できる条件が異なっていて

小屋土地の高さ1段目の火山以外の上に建てられる
自分の小屋に接している場所で且つ、土地の高さ3段目以上に建てられる
神殿3つ以上の自分の小屋グループに接するところに建てられる
★ゲームの流れ★ 手番ではまず、タイル山から1枚引いてくっつけるか、重ねる。 で、次に建設する。建設するのは別に今置いたタイルの上でなくてもいい。 塔は土地の高さ3段目以上で、小屋に接するところ。 神殿は小屋3つ以上のグループに接するところ。 それと、小屋だけはいっぺんに2つ以上建てられる場合があって こんな感じで既に建っている小屋のまわりに置く(グループを拡張する)場合 土地の種類を1つ指定する。(例として湖にしてみる) そうすると、元々あった小屋に接する指定した土地すべてに小屋を置ける。 このとき、高さ1段目の場所には小屋1つ、2段目には2つといった具合に 段数と同じ数だけ置くことが出来る。 タイル山が無くなるか、誰かが2種類の建物を全部建てたらゲーム終了。
Casasola Merkle, Marcel-Andre
プレイ記



フォルテさん、メゾフォルテさん、たっくん(小)と4人プレイ



俺が茶色で、フォルテさんが黄色


誰もなかなか2段目にタイルを置かない・・




フォルテさんは開拓地を潰されないようにしているようだ。



俺は塔を建てることを目標に、まずは2段目を置いていく。


その後、メゾフォルテさん(赤)は、端の方で開拓地を展開・・



ようやく念願の塔が完成!


赤のメゾフォルテさんも塔を建てようとするのだが、その前にフォルテさんが
黄色の小屋を置いてしまう。

メゾフォルテさん「ちょっと、なにするの~」






最終形。結局神殿を建て切った、たっくん(小)の勝ち



塔を建てられたのは俺だけなので、神殿あと1個建てられれば勝てたんだけどなぁ。

一歩及ばず。残念。



評価・・・

※評価の基準についてはこちら

これは見た目以上に難解なパズルだなぁ、難しい。
伏せられたタイルを引くので、運の要素もあるにはあるけど
本質的には、かなりアブストラクトに近い。
脳みそフル回転、という感じだ。

ただ、それだけにやりがいはある。どう置いていけば自分の開拓地を
潰されずに済むか、神殿や塔を建てるにはどうすればいいか。
特に塔を建てるのは、かなり難しい。なかなか3段目の土地ができないからだ。
出来たとしても奪い合いになったり、先に小屋を置かれてしまったり
何かジリジリくるものを感じる。

あまり派手な要素は無く、極めてじっくりタイプのゲームと言える。

コンポーネントもタイルとコマだけというシンプルさだし
ゲームとしての纏まり感は非常に良い。ルールもシンプル。

また出来上がるものが、立体的なので見た目的にもGood!
良い絵になる。

火山以外の土地には特殊な効果とかルールが無いため
最初はあまり意味が分かりにくいのだが、やってるうちにだんだん分かってくる。
戦略的になればなるほど土地(の組み合わせ)が重要で
ここに高さと言う概念が入ることで内容的にも立体的になり
ゲームに奥深さを与えていると言える。

ただ、面白さが分かるまでには少し時間がかかりそうな感じはする。
アブストラクトっぽいからかもしれない。
万人にオススメできるタイプのゲームではなさそうだ。


JohnnyBet



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