遊び方

『ニダヴェリア(BGA)』の遊び方・魅力をご紹介!

『ニダヴェリア(Nidavellir)(BGA)』の遊び方・魅力をご紹介!

ボードゲームの基本情報
タイトルニダヴェリア(Nidavellir)
特徴ドワーフ王国であるニダヴェリアは、ドラゴンのファフニールに脅かされている。由緒あるエルヴァランドとして、あなたは国王から任命されました。王国のすべての酒場を探し、最も熟練したドワーフを雇い、最も名高い英雄を採用し、最高の大隊を編成して、不倶戴天の敵を倒そう! ニダヴェリアでは毎ターン、各酒場でコインを入札します。降順にキャラクターを選び、このキャラクターを自軍に加えます。ドワーフのクラスには、鍛冶職人、狩人、戦士、探検家、鉱夫があり、それぞれ独自の採点方法があります。細心の注意を払って採用すれば、強力な英雄を自軍に引き寄せることができるでしょう。 また、スマートな「コイン構築」システムにより金貨の価値を高め、他のエルヴァランドを最大限に活用できます。
プレイ人数 2 - 5 人プレイ時間 24 分
ゲームデザイナーSerge Laget複雑さ2
アートワークJean-Marie Minguez戦略3
エディターGRRRE Games3
発売日2020やり取り3

※画像・基本情報はボードゲームアリーナ公式HPより

『ニダヴェリア』の遊び方

ゲームの目的

邪竜ファフニール討伐のために、屈強なドワーフ師団をを作ること!

「ニダヴェリア」とは、北欧神話に出てくる9つの世界のうちの1つ、ドワーフたちの国!

ドワーフ王の命により『邪竜ファフニル』を打ち倒すため、プレイヤーは3ヵ所の酒場で屈強なドワーフたちをスカウトしてドワーフ師団を編成していきます。

手元に5枚のコインを上手く活用しながら、場に提示されているドワーフたちを競り合って最強のドワーフ師団を目指してください!

ゲームの準備(BGAでは自動)

プレイヤーごとの準備

各プレイヤーに『コイン』『個人ボード』『宝石』を用意します。

【初期コイン】

各プレイヤーに『0、2、3、4,5』の5枚のコインを配ります。

BGAでは、自分のコインはゲーム画面上に、
他プレイヤーのコインは『プレイヤー名』の下にコインが表示されています!

【宝石】

各プレイヤーに数字が書かれた宝石を1個ずつランダムに配ります。
BGAでは各プレイヤーに配られた宝石は『プレイヤー名』の右側に表示されます!

【個人ボード】

各プレイヤーに雇ったドワーフを配置していく個人ボードを配ります。

ボードには、各クラスごとに『階級章(ドワーフの左上の帯)の数』と『現在の得点』が表示されています。

ボードを見ながら全ユーザーの状況が確認しつつ、どのドワーフを取得するか決めましょう!

全体の場の準備

全体の場に『山札(第1世代、第2世代)』『酒場』『宝物庫』『英雄カード』『栄誉カード』を配置します。

【山札(第1世代、第2世代)】

ドワーフカードの山札を第1世代、第2世代の2つを用意します。

BGAでは、何ターンで各世代の山札が切れるのか表示されています。

第1世代が終了したら自動で、第2世代に切り替わります。

【酒場】

3つの酒場『ゴブリン亭(緑)』『ドラゴン亭(赤)』『天馬楼(青)』を用意します!

各プレイヤーは手持ちのコインを使い、3つの酒場に来店した『ドワーフ』を仲間に引き入れていきます。

実際のボード―ゲームでは個人ボードにコインを置きますが、BGAでは酒場の『紋章』にコインを配置します!

【宝物庫】

『宝物庫』を用意して、5~25までのコインを配置します!

コインのアップグレードする時は、宝物庫のコインと手持ちのコインを交換してアップグレードを行います。

【英雄カード】

各クラスの『階級章』を1枚ずつ集めることで手に入る『英雄カード』を全員が見える場所に配置します!

『英雄カード』は早い者勝ちなので、欲しい英雄がいれば積極的に狙っていきましょう!

BGAでは画面左の下記ボタンを押下することで確認できます!

【栄誉カード】

『栄誉カード』も場に配置します!

栄誉カードは『第1世代』の山札が全て終了した時、各クラスごと一番『階級章』を集めた人に配っていきます!

BGAでは画面左の下記ボタンを押下することで確認できます!

ゲームの流れ

では、このゲームの流れを説明していきます!

❶ 山札が無くなるまで、第1世代の『ドワーフカード』を競り合う
❷『栄誉カード』を各プレイヤーに配る
❸ 山札が無くなるまで、第2世代の『ドワーフカード』を競り合う
❹ ゲーム終了

❶~❹の順でゲームを進めて行き、勝利点を稼いでいきます。
主にプレイヤーが操作するのは❶❸『ドワーフカードの競り合い』の箇所になります。

基本的には『コインを置いて、ドワーフカードを取る』と言った簡単なものですが、コインやドワーフカードの選択時に考える要素が何点かあります。

『ドワーフカードの競り合いの方法』と『コイン、ドワーフ選択時に考える必要のある要素』を下記の順で説明していきたいと思います!

  • 『ドワーフカード』の競り合い方法
  • コイン』のアップグレード
  • 『ドワーフカード』の各クラス説明
  • 『英雄カード』の取得方法
  • 『第1世代』の山札終了時、『栄誉カード』を配布

『ドワーフカード』の競り合い方法

各プレイヤーは手持ちのコインを各酒場に裏向きで配置していきます!
(使ったコインは消費されません。)

全員の配置が完了したら『ゴブリン亭』『ドラゴン亭』『天馬楼』の順で裏向きで置いたコインをオープン!

各酒場に配置したコインの数字が大きい人から順に各酒場に訪れている『ドワーフカード』を1枚ずつ取得していきます!

この時プレイヤー同士でコインの数字が被った場合、高い数字の宝石を持っているプレイヤーから順に『ドワーフ』を選択していき、被ったプレイヤー同士で宝石を交換します。

※『ドワーフカード』の置かれる枚数はプレイ人数によって異なります。
 ・2~3人プレイの場合は『3枚ずつ』
 ・4人プレイの場合は『4枚ずつ』
 ・5人プレイの場合は『5枚ずつ』

『コイン』のアップグレード

数字が大きい順でドワーフを取得できるなら、常に大きい数字のコインを使えば良いかと思いきや、ここで重要になってくるのが『0コイン』の存在です!

『ドワーフカード』の競り合い時、『0コイン』を使用することで手元のコインを高い数字へアップグレードすることができます!

『0コイン』を使用したタイミングで競り合いに使わなかった2枚をオープン!

コイン2枚の合計値と一致するコインを宝物庫から取り出し、その2枚の高い方のコインと交換!

宝物庫に該当のコインが無かった場合は該当コインよりも高い数字のコインと交換します!(例の場合、『5コイン』が無ければ『6コイン』を取得)

主なアップグレード方法は『0コイン』を使用することになりますが、
コインをアップグレードする方法は他にも何点か存在します。

  • 『コインのアップグレードカード』を取得
  • 『英雄カード』の効果
  • 『戦士』の『栄誉カード』取得

勝利点には『手持ちコインの合計値』も加算され、『戦士』の勝利点や一部『英雄カード』の得点にも影響していきます。

『コイン』を上手くアップグレードすることが高得点にも繋がるので、積極的にアップグレードしていきましょう!

『ドワーフカード』の各クラス説明

競り合いで取得した『ドワーフカード』は個人ボードに置いていきます!
(該当クラスの場所に『階級章(左上の帯の数)』が見えるように重ねていきます)

勝利するために必要な『勝利点』を獲得するためには、クラスごとの得点を高めることが重要になってきます。(各クラスの上にある★が得点です。)

『ドワーフカード』は、5種類のクラス『戦士』『狩人』『鉱夫』『鍛治職人』『探検家』が存在し、それぞれクラスによって得点計算の方法が異なってきます。

クラスごとの特徴を見つつ、どの『ドワーフカード』を集めて得点を高めていくのかを決めて行ってください!

『戦士』は『勇敢指数(左上の数字)の合計』に手持ちのコインの最も高い数字を加算させた数字が得点となります。

ただ、コインの数字は『階級章(左上の帯の数)』が最も多い人にのみ加算されるので注意です!『階級章』が多い人が複数人いた場合、『階級章』が多い人全員コインの得点が加算されます!

『戦士』の枚数は『3~5』『7~9』が2枚ずつと『6』が4枚の全部で『16枚』です。
5人の場合は『10』が2枚追加して『18枚』でプレイします。

『狩人』は取得した『階級章の数』を2乗した値が得点となります。

枚数を集めるごとに取得できる得点が増えていくカードになるので、狩人による得点を稼ぐ場合は積極的に狙っていきましょう!

ちなみに4枚以上持っている場合、1枚当たり10点を超えるので相手の場を見つつ、競り合いの選択してみてください!

『狩人』の枚数は全部で『12枚』です。
5人の場合、4枚追加して『16枚』でプレイします。

『階級章の数』と『勇敢指数の合計数』を掛け合わせた値が得点となります。

掛け合わせるので『勇敢指数』が『1』『2』などを取得すると一気に高得点に化けたりしますが、『1』『2』が出たら『取り合えず取得しとこう!』って人も多いので『鉱夫』で得点を稼ぐ場合はしっかり狙っていくことをおススメします!

『鉱夫』の枚数は『0~2』が4枚ずつの全部で『12枚』です。
5人の場合、『0』『1』を2枚ずつ追加して『16枚』でプレイします。

『火事職人』は階級章を新たに取得する度にカードの得点が1ずつ加算されていき、取得した全てのカードの合計が得点となります!

狩人同様、枚数を集めるごとに取得できる得点が増えていくカードですが、得点の増加数は2乗で計算される狩人より少なめです。

ただ、気が付いたら油断ならないカードになっていることもあるので、ご注意ください!

『火事職人』の枚数は『1階級章』が16枚、『2階級章』が1枚の全部で『17枚』です。
5人の場合、『1階級章』を4枚追加して『21枚』でプレイします。

『探検家』は、『勇敢指数の合計数』が得点となります!

表示されている数字がそのまま得点になるので、他のクラスに比べて一番分かりやすいクラスでもあるかと思います!

ただその分、1枚で10点以上のカードもあるので、高得点のカードが出た場合は取っておくことをおススメします!

『探検家』の枚数は『5~11』が2枚ずつの全部で『14枚』です。
5人の場合は『12』が2枚追加して『16枚』でプレイします。

『英雄カード』の取得方法

『ドワーフカード』が全クラスを1セット揃うごとに強力な『英雄カード』を1枚取得することができます!

取得できる『英雄カード』は事前準備でもお伝えした通り、画面左側の6色のボタンをクリックすることで確認できます!

『英雄カード』には『クラスに所属する英雄(クラスの色)』と『所属しない英雄(黒色)』が存在します!

『所属しない英雄』は『黒色のカード』で個人ボードの一番左に配置され、得点は左上に書かれています。

各英雄は1枚ずつしかなく、早いもの勝ちなので取得したい英雄がいるなら早めに全クラスを揃えていきましょう!

また、英雄カードには下記のような取得するための条件があるカードもあるので、取得する前に取得条件は確認しておきましょう!

  • 取得する代わり、カードを1~2枚破棄が必要
  • カードが一定数なければ取得できない

『第1世代』の山札終了時、『栄誉カード』を配布

『第1世代の山札』が全て無くなった時、中間発表として各クラスの『階級章(左上の帯の数)』が一番多い人に『栄誉カード』を配っていきます!
(『階級章』が多い人が複数人いる場合、『栄誉カード』は配られません。)

戦士コイン1つを『+5』に変更。
狩人『コイン0』を『コイン3』に変更(効果はそのまま)。
鉱夫数値6の宝石を獲得し、勝利点+3点。この宝石は交換されない。
火事職人2階級章の火事職人クラス英雄カードを獲得。
探検家2つ目の山札からカードを3枚引き1枚選んで取得。

『栄誉カード』は『第2世代の山札』を競り合う際に便利になる効果を持っているものばかりなので、積極的に狙っていきましょう!

ゲームの終了・勝利条件

第2世代目の山札が尽きたらゲーム終了です!
下記を全て合計した値が最も大きい人が勝利となります!

  • 手持ちコインの合計値
  • 各クラスで獲得した得点
  • 『英雄カード(黒)』で獲得した得点
  • 『鉱夫』の『栄誉カード』によるボーナス点

どの得点を上げていくのかを考えて勝利を目指していきましょう!

『ニダヴェリア(BGA)』の変更可能ルール

ルールは部屋を立てた時の左側にある『ゲーム構成』から、下記のルールを変更して遊ぶことが出来ます!(2021年4月28日時点)

『ニダヴェリア(BGA)』では、『英雄』と『拡張版』の2つの設定ができます。

『英雄』のルール変更は『スルーズ、ユルド、ウリン』の英雄を除いた『ファーストゲーム』と全ての英雄を加えた『すべての英雄』の2つを変更することが可能です。

『拡張版』の設定の詳細は「『ニダヴェリア(BGA)』の拡張キット」にて説明します!

『ニダヴェリア(BGA)』の拡張キット

シングヴェトリル

『シングヴェトリル』の拡張キットをONにすると、ゲーム画面にキャンプが登場して『アーティファクト』と『傭兵』のカードが追加されます。

各酒場で入札に勝った(一番手になった)プレイヤーは酒場からカードを取る代わりに『キャンプ』から『アーティファクト/傭兵』カードを1枚取得することが出来ます。

キャンプから取得した場合は酒場から1枚カードを破棄します。

『キャンプ』のカードはターン終了時(天馬楼終了時)、5枚に補充されます。

『アーティファクト』は、捨て札にあるカードを加えたり、相手のカードを破壊したりなど、強力なものが多いかったり、高得点だがペナルティが与えられるカードだったり、少し変わった強力なカードがあるので、欲しいカードがあれば狙っていきましょう!

キャンプから取得した『アーティファクト/傭兵』のカードは「即座に各クラスへ配置する」という指定がなければ、英雄を置く一番左の箇所に配置させます。

各世代の終わり(山札が無くなった時)、ボードに配置させた『傭兵』を左上にある2色のクラスの内好きな方に配置していきます。

この時、最も傭兵がいるプレイヤーは、最初に配置するか最後に配置するかを選択することができます。もしも同数の場合、宝石の価値の高い方が先に決めることができるが、ここでは宝石の交換は行われません。

『ニダヴェリア』の魅力

資産運用の競い合いが楽しい

『クラス』『コイン』『英雄』『栄誉』を上手く見ながら相手よりも高い勝利点を狙っていく。中には相手が狙っていそうなので、『先に取っておく』ということも考えながらプレイすることが必要になってきます。

欲しい『ドワーフカード』がどのタイミングで来るかどうかわからない。また、来た時までにコインがアップグレード出来ていない。など、色々と考えさせられる観点も多いところも競い合いを楽しめるポイントですね。

上手いこと手元の『コイン』や『ドワーフ』の運用を競い合ってください!

ルールはシンプルだが、複数ある『戦略性』を楽しむ

ルール自体は『コインを置いて』『ドワーフカードを取る』というだけのとてもシンプルなルールになりますが、『0コイン』や『英雄カード』、『栄誉カード』の存在により、戦略を考えた時の『選択肢』が複数あります。

  • 初っ端からクラスを揃えていって栄誉カードを目指す
  • まんべんなく揃えて英雄カードを取得する
  • コインをアップグレードして後半に欲しいカードを狙う

などなど、色んな戦略があるので、自分なりにやりやすい方法を探りつつ、勝利を目指していってください!

作り込まれた世界観が楽しめる

『ニダヴェリア』はRPGでよくある仲間を集めていくようなゲームなので、まるで自分が主人公になったような感覚で仲間集めを楽しむことができます。

仲間集めをするところも『酒場』ということも結構好きなポイントです!

『ボードゲームアリーナ』では感じることは出来ませんが、実際のボードゲームでは個人ボードが上手く出来ているなって感じました。(検索したら出てくるので調べてみて下さい!)

最終的には『邪竜ファフニール』を退治するための仲間集めなのに、仲間集めをし終わってたら完了って感じでさみしさはありますが…笑

このゲームでRPGの雰囲気、是非楽しんでみて下さい!

最後に

今回は『ニダヴェリア』についてご紹介させて頂きました!

2020年に発売されたボードゲームで新しい感じですが、もうボードゲームアリーナでプレイできるのは嬉しいですね。

本当、『ボードゲームアリーナ』には感謝ですね。
少しでもプレイして頂ける方が増えると嬉しいです!

では、ここまでご覧いただきありがとうございました!
この他にも、『ボードゲーム』をどんどん紹介して行こうかと思いますので、是非またご覧ください!

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くり坊
Web系フリーランスエンジニア