海賊ダイス

Piraten kapern

BGAでプレイ
訳語は個人で訳したものです。そのため、実際のゲームと異なる場合があります。

ゲーム画面


ゲームの目的

8個のダイスを振り、同じ出目を多く揃えることで得点を稼ぐこと。
手番ごとにランダムに引かれるカードの効果によって得点計算などが変わるので臨機応変に対応しましょう。

画面説明


1:ダイスエリア
  振ったダイスは基本的にこのエリアに並べられます。
  青い強調表示で「現在の状態で手番終了した場合に得る点数」が表示されます。
2:振り直しエリア
  ダイスを振り直すためのエリアです。振り直したいダイスを選択するとここにダイスが移動します。
3:海賊カード
  手番ごとに毎回カードを引いて表向きに公開します。その手番はカードの効果に従ってプレイします。
4:得点表カード
  得点計算について絵で描かれています。


このゲームで使うもの

  • ダイス(8個)

ダイスにはダイヤモンド、金貨、サーベル、猿、オウム、ドクロがそれぞれ1面ずつ描かれています。

  • 海賊カード(基本のカード全35枚+オプションでプロモカードも追加可能)

詳細は海賊カードの詳細の項を参照してください。

  • 得点表カード

ゲームの流れ

海賊クエスト

まず、スタートプレイヤーは最初に1枚の海賊カードを引いて表向きにします。
海賊カードの効果を念頭に置いてプレイしていきます。



ダイスを8個振って、このような出目が並びました。


振り直したい「サーベル」と「オウム」の出目をクリックすると振り直しエリアにダイスが移動します。
画面上部の「ダイスを振る」ボタンをクリックしてこの2個のダイスを振り直します。
振り直しは最低でも2個以上のダイスを選択して振り直さなければなりません。(1個のダイスだけを振り直すことはできません)
また、ドクロの出目は基本的に振り直すことはできません。(例外あり。それについては後述します)


振り直しの結果、2個のダイスは「金貨」「オウム」の目が出ました。(6面ダイスなので、振り直しても同じ出目が出ることはあります)
これで良いと思った場合は画面上部の「ターン終了」ボタンをクリックして得点を確定させます。
この場合は1200点を獲得します。

手番プレイヤーが海賊クエストを終了したら、新しく海賊カードを引いて次のプレイヤーに手番が移ります。次の手番プレイヤーは新しい海賊カードの効果に従ってプレイします。これを繰り返していきます。


クエスト失敗(バースト)

ダイスを振って、ドクロの出目が出た場合はダイスエリアの下の方に分けて置きます。
一部の例外を除いて、このダイスは振り直すことができません。

もしこのままダイスを振り続けていき、3個目のドクロが出てしまった場合はクエスト失敗になります。
クエスト失敗したプレイヤーはドクロ以外でどんな出目が出ていたとしても出目による得点を得ることはできません。
ただし、海賊カードの効果により「特定条件を満たせなければ減点」のような指定があった場合は持ち点から減点を受けます。
この画像のプレイヤーがもし条件を満たせないまま3つ目のドクロが並んでしまった場合なら持ち点から-1000点の減点を受ける、というような形です。
※持ち点には下限がありません。減点の結果0点を下回った場合はマイナスに突入します。(例えば持ち点200点の状態で-1000点の減点を受けたら持ち点は-800点になります)


ドクロ島

特殊なケースとして、手番の1投目でドクロの出目が4個以上並んでしまった場合は「ドクロ島」モードに突入します。

プレイヤーは1投目でドクロを4個以上出したのでドクロ島モードが開始されました。
ドクロ島モードでは、既に確定しているドクロの出目以外の全てのダイスを振り直していきます。
画面上部の「すべての使用できるダイスを振り直す」ボタンをクリックしてドクロ島モードを進めていきます。
振り直したダイスのうち1個でもドクロが出たら、そのドクロは確定済みのドクロの場所に移動され、さらに残りのダイスを振り直すことができます。
振り直したダイスの中にドクロが1個も出なかったらターン終了です。


ドクロ島モード終了時に、「手番プレイヤーが並べたドクロの個数×100点」を他のプレイヤー全員の持ち点から減点します。
画像の場合はドクロ4個×100点で手番プレイヤー以外のプレイヤー全員から-400点を減点します。
手番プレイヤー自身は1点も獲得することはできませんが、対戦相手の持ち点を減らすことにより相対的に点差がつきます。
また、ゲームの目標点数を達成したプレイヤーが出ている場合にドクロ島モードに突入した場合は、減点により相手プレイヤーの持ち点を目標点未満に下げることによりゲームを終了させず延長することができます。


基本的な得点計算

海賊クエストでの基本的な得点計算は以下のルールの通りです。
・「ダイヤモンド」「金貨」の出目は1個ごとにそれぞれ+100点
・「サーベル」「猿」「オウム」は出目1個単体では無得点
・「同じ出目の3個セット」は+100点
・「同じ出目の4個セット」は+200点
・「同じ出目の5個セット」は+500点
・「同じ出目の6個セット」は+1000点
・「同じ出目の7個セット」は+2000点
・「同じ出目の8個セット」は+4000点
・「ドクロ」は何個並べても得点にはならない
・8個の出目すべてが得点に絡んでいる場合は追加で+500点
※「同じ出目のX個セット」は同じ出目内での少ないほうの個数セットの得点はカウントしません。(同じ出目が4個並んだら+200点だけを獲得でその出目の3個セットの+100点は計算しません)

得点計算例:

出目は金貨3個・猿5個が出ています。
また、この手番では海賊カード「ダイヤモンド」の効果により追加でダイヤモンド1個も出ているという扱いになっています。

この場合の得点計算は、

金貨100点×3個=300点
金貨の出目3個セット=100点
猿の出目5個セット=500点
ダイス8個とも得点対象なのでボーナス500点
ダイヤモンド1個=100点(海賊カードによる出目扱い)

300+100+500+500+100=1500点 が得点となります。


ゲーム終了

<最終ターンの開始>
いずれかのプレイヤーがゲームの目標点数に達した場合、「最終ターン」が開始されます。
残りのプレイヤーたちは、そのプレイヤーの次の席のプレイヤーから席順に1手番ずつ海賊クエストを行います。(通常どおり新しく海賊カードを引いて従いながら進める)
残りのプレイヤーが誰も目標点に達しなかった、もしくは目標点に達しても最初の目標達成プレイヤーよりも持ち点を上回ることができなかった場合は最初の目標達成プレイヤーがそのままゲームに勝利します。

残りのプレイヤーの中で最初の目標達成プレイヤーよりも持ち点を上回るプレイヤーが出た場合はそのプレイヤーが勝利します。

<ドクロ島により目標達成プレイヤーが減点され目標点を割った場合>
最終ターン中に残りのプレイヤーがドクロ島に突入し、減点により達成プレイヤーが目標点を下回った場合は最終ターンは取り消されゲームは再び続行されます。
ただし、続行後のゲームでは次に目標点を達成したプレイヤーが出たら即座にゲームは終了します。(2度目の最終ターンは行われません)
この場合は新たに目標達成したプレイヤーが即座に勝利します。


海賊マジック

これは実物ルールブックのPDFには記述が見当たらなかったのでBGA版だけの仕様なのかもしれませんが、「同じ出目を9個並べたプレイヤーは海賊マジックにより即座にゲームに勝利する」というルールがBGA版には存在します。
(ダイスは8個だけなので、海賊カードの効果で金貨やダイヤモンドなどが追加で出ている扱いになる手番でダイス8個+カードの1個で同じ出目を9個並べた場合のみ発生します)


「ダイヤモンド」の海賊カードを引いている手番プレイヤーがダイヤモンドの出目を8個揃えました。
ダイスの出目8個+カードの1個でダイヤモンドの出目が9個出ているということになります。
青い強調表示の点数計算に20000点と表示されています。
「ターン終了」をクリックして得点を確定させます。


ゲームログに「(プレイヤー名)は海賊マジック(同じ出目を9つ並べた)により即座に勝利した」と表示されます。
通常であれば目標点数に達したプレイヤーが現れた場合は「最終ターン」が開始されますが、海賊マジックが発動した場合は即座にゲームが終了します。
相手プレイヤーに手番を回すことなく、海賊マジックを発動したプレイヤーの勝利となります。


海賊カードの詳細

  • 宝島

このカードを引いたターン中は振ったダイスの出目(ドクロ以外)を一旦カードの上に置きます。
その中から振り直したいダイスだけを選択して振り直します。振り直さないダイスはカードの上に置いたままです。
カードの上に置かれたダイスによる得点は保護され、仮に振り直しによってドクロが3個以上並びクエスト失敗したとしても保護されたダイスの得点は獲得できます。
クエスト失敗時には振り直した側(保護されていないダイス)の出目は得点には計算されません。

  • 海賊

このカードを引いたターン中は得点が2倍になります。
ターンの1投目でドクロを4個以上出してドクロ島に突入した場合は、他プレイヤーに対する減点が2倍になります。(つまりドクロ1個につき-200点の減点を行います)

  • 番人

このカードを引いたターン中に1度だけ、ドクロの目が出てしまったダイスを1個のみ振り直すことができます。ドクロは2個以上は振り直せません。
この効果でドクロの目を振り直す場合も、ドクロの出目を含めた2個以上のダイスを選択して振り直します。(ドクロの出たダイス1個だけを振り直すことはできません)
ドクロが3個並んだ場合でも、まだこのカードの効果を使用していないのであれば3個のドクロのうち1個を振り直すことができます。
(振り直さずにドクロ3個のままで進もうとした場合はクエスト失敗となります)
1投目でドクロが4個以上出てドクロ島に突入した場合は、通常のドクロ島モードと同じようにドクロ以外の出目のみを振り直します。

  • 海賊船(2)~(4)

このカードを引いたターンの海賊クエストを終了する際に、カードに描かれた個数以上のサーベルの出目を並べていなければ減点となります。
条件を満たせず減点される場合はダイスの出目で何が出ていても得点としては計算されません。
サーベルの条件を満たしてクエスト終了した場合はダイスの出目に加えて追加のボーナス点を獲得します。
海賊船(2)の場合はクエスト終了時にサーベルが2個以上出ていなければ-300点の減点、条件を満たしていれば追加のボーナス点+300点を獲得します。
海賊船(3)の場合はクエスト終了時にサーベルが3個以上出ていなければ-500点の減点、条件を満たしていれば追加のボーナス点+500点を獲得します。
海賊船(4)の場合はクエスト終了時にサーベルが4個以上出ていなければ-1000点の減点、条件を満たしていれば追加のボーナス点+1000点を獲得します。
この海賊カードを引いたターンはドクロ島に突入することはできません。
少しリスクの高いカードです。

  • 金貨

このカードを引いたターン中は8個のダイスとは別に金貨の出目が追加で1個出ている扱いになります。
8個のダイス中に金貨が1個も無い場合でもカードの効果の金貨だけで+100点、
8個のダイス中に金貨が出ている場合はカードの金貨も合わせたセットとして計算します。
(例:ダイスに金貨が3個出ている場合はカードの金貨と合わせて金貨4個セットとして計算)

  • ダイヤモンド

このカードを引いたターン中は8個のダイスとは別にダイヤの出目が追加で1個出ている扱いになります。
8個のダイス中にダイヤが1個も無い場合でもカードの効果のダイヤだけで+100点、
8個のダイス中にダイヤが出ている場合はカードのダイヤも合わせたセットとして計算します。
(例:ダイスにダイヤが3個出ている場合はカードのダイヤと合わせてダイヤ4個セットとして計算)

  • 動物

このカードを引いたターン中は猿の出目とオウムの出目が同一のシンボルとして計算されます。
例えば猿が2個・オウムが3個のように出ている場合は同じ出目の5個セットとして計算します。

  • ドクロ(1)~(2)

このカードを引いたターン中は8個のダイスとは別にドクロの出目が追加で1個~2個出ている扱いになります。
追加されるドクロの個数はカードに描かれている絵の通りです。
1投目で8個のダイス中に並んだドクロの出目とカード効果のドクロを合わせてドクロ4個以上になった場合はドクロ島に突入します。
1投目でダイスの出目とカードを合わせてドクロ3個になった場合はクエスト失敗です。
2投目以降にダイスの出目とカードのドクロと合わせてドクロが3個以上並んでしまった場合もクエスト失敗となります。

  • 嵐のあと(プロモカード)

このカードを引いたターン中はダイスを2度しか振ることができません。
1投目も合わせて2度です。つまり、1投目の出目から任意のダイスを選択して1度だけ振り直しを行ってターン終了です。
1投目でドクロが4個以上並んだらドクロ島モードになりますが、ここでも2投目までしか行えません。
このターン中は金貨とダイヤの出目のみが得点対象になります。(サーベル・猿・オウムは仮に8個並んだとしても0点です)
その代わりにダイヤと金貨による得点は2倍になります。
(例:金貨2個・ダイヤ2個・オウム4個のような形でターン終了した場合、金貨とダイヤの合計点400点×2倍の800点がこのターンの得点になります。オウムは0点です)

  • 平和(プロモカード)

このカードを引いたターンの海賊クエストを終了する際に、サーベルの出目を並べた個数に比例して減点となります。
サーベルの出目1個につき-1000点の減点となります。例えばサーベルを3個出してクエスト終了した場合は-3000点の減点となります。
サーベルの条件を満たせず減点されてしまう場合は、ダイスの出目で何が出ていても得点としては計算されません。
条件を満たしてクエスト終了した場合はダイスの出目による得点が2倍になります。(例えば猿6個・オウム2個のような形で終了の場合は1000点×2倍で2000点を獲得)
1投目でドクロが4個以上並んでしまった場合はドクロ島に突入しますが、ドクロ島モード終了時にサーベルの出目がある場合は上記同様に手番プレイヤー自身が減点を受けます。
ドクロ島モードでサーベルを出して終了する場合は他プレイヤーに対する減点は発生しません。
ハイリスク・ハイリターンのカードです。


ゲームのオプション

テーブル作成時のオプション設定によりゲームの長さを調整することができます。
「ゲームの長さ」
[短時間ゲーム(5000点)]
 持ち点を5000点以上稼いだプレイヤーの中で最も得点が高いプレイヤーがゲームに勝利します。
 プレイ時間はやや短めです。

[通常のゲーム(6000点)]
 持ち点を6000点以上稼いだプレイヤーの中で最も得点が高いプレイヤーがゲームに勝利します。

[長時間ゲーム (8000点)]
 持ち点を8000点以上稼いだプレイヤーの中で最も得点が高いプレイヤーがゲームに勝利します。
 プレイ時間は長めです。

「プロモカードを含む」
海賊カードにプロモカード2種類(「嵐のあと」、「平和」)を混ぜるかどうかを選択できます。
[はい]を選択した場合はプロモカードを使用します。
[いいえ]を選択した場合はプロモカードは使用しません。

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最終更新:2022年04月30日 08:00