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Kamiというボードゲームが神ゲーだったので皆さんにも楽しんでほしい。

 先日、ボードゲームアリーナというサービスを利用して高校の同期とオンラインでボードゲームをして遊んでいたところ、偶然神ゲーを発見しました。
それがこの"Kami" 
 公式ページ http://okaluda.fr/kami/
 ボードゲームアリーナでのプレイページ https://ja.boardgamearena.com/gamepanel?game=kami
 このゲームをプレイしてみるにあたり、ネット上でルールなどの解説ページを検索したところ、日本語の解説ページがなく、多少戸惑ったところがあったのでこの記事を執筆しています。この記事がみなさんに"Kami"を楽しむきっかけとなったらいいなと思っています。

◇概要-"Kami"はどのようなゲームか?

 Kamiは、Oka luda Editions というメーカーから発表されたボードゲームです。このゲームは「ごいた」というゲームをもとにして作られたそうです。この記事を執筆するに際して検索するまで、私は「ごいた」というゲームを知らなかったのですが、たしかにKamiは「ごいた」と非常に似ていました。だから「ごいた」を知っている方にとっては非常にとっつきやすいボードゲームだと思います。

◇ルール-4人戦バージョン

 私がプレイしたときは4人戦であり、友人とプレイするには4人戦が一番楽しめるものだと感じるので、ここでは4人戦のルールを解説します。

 まずはこちらの画像をご覧ください。実際のプレイ開始画面を解説しやすいように模擬的に再現したものです。画像上のAさんの立場に立ってルールを解説していきます。

スクリーンショット (67)

①プレイヤー構成
 このゲームは2vs2で行います。麻雀の要領で4人が着座し、対面に座っているプレイヤーがチームとなります。AさんにとってはCさんがチームメイト、BさんDさんが敵チームということになりますね。

②手札
 プレイ開始時、各プレイヤーには8枚のカードが配られます。プレイヤーはルールに従って順番にカードを出していき、手札すべてを最初に出し切ったプレイヤーのいるチームがそのラウンドの得点を獲得できます。カードを出すルール、得点、カードの色については③以降に説明しますね。

 以上の①、②がプレイ開始時におけるルールです。

次にご覧いただきたいのがこちらの画像です。これはAさんから始まったラウンドにおいて1周目が終了した場面を再現したものです。

スクリーンショット (69)

③カードを出すルール
 Aさんのターン→Bさんのターン…と、時計回りにプレイヤーのターンが回っていくのがラウンドの大まかな流れです。各ターンの中でプレイヤーは受け札と攻め札の計2枚を出します。
 受け札は、原則前のプレイヤーの攻め札と同じ種類の札です。ちなみに受け札候補が手札にない時はそのターンはパスとなり、手札を1枚も消費できないターンとなります。Dさんの攻め札がオレンジの札なので、Aさんは原則受け札としてオレンジの札を出します。
 一方で攻め札は、原則何を出してもよいです。敵チームに消費をさせたくないので、AさんはBさんが持っていなさそうな札を攻め札として出すという戦略をとるでしょう。
 ちなみに、ラウンド最初に出されるカードや、全プレイヤーがパスしたことでターンが一巡したあとに出すカードは裏向きで場に出されます。この裏向きに出されたカードが何かを予想することで敵チームの持ち札を予想し、敵チームが持っていなさそうな札を攻め札に出すという駆け引きが生まれます。

 プレイの流れは以上の通りです。前のプレイヤーと同じ札を出して、次のプレイヤーが持っていないような札を出す。それによって手札を消費し、すべて消費したプレイヤーのいるチームが得点を獲得する。これさえ覚えておけば基本大丈夫です。次はこの得点について解説します。

ラウンド終了時のプレイ画像です。プレイ画像での解説はこれですべてです。それぐらいルールとしては簡単ということですね。

スクリーンショット (70)

④得点
 ②で「手札すべてを最初に出し切ったプレイヤーのいるチームがそのラウンドの得点を獲得できる」と述べました。だからこの画面上では最初にすべての手札を消費したAさんのチームが得点を獲得したことになります。ここでは得点が何点に決まるのかということについてもう少し詳細に述べようと思います。プレイヤーの獲得できる得点は最後の攻め札によって定められます。詳しくは⑤で紹介しますが、カードの種類ごとに得点が決まっており、最後の攻め札(つまり最後に出した手札)の得点がそのラウンドでの得点となります。だからAさんCさんチームはAさんが最後に出した茶色のカードの得点を獲得することになります。
 ラウンドはどちらかのチームが合計15点以上獲得するまで続けられます。残り点数から「あのカードでなら上がられても負けない」などということも考慮に入れてプレイする必要があることが面白いですね。

⑤カードの種類
 "Kami"には8種類のカードが存在します。ここではそれぞれのカードの枚数・得点・(あるものについては)特殊点について解説します。実際のカード画像を使うと著作権などが危ない気がするので説明だけにさせていただきます。

1.戦士(青緑のカード)
枚数:10枚
得点:1点
特殊点:最初に配られた手札に戦士のカードが5枚以上ある場合は手札の配り直しをする権利が与えられます。女帝という万能受け札があるのですが、この戦士と次に紹介する槍兵は女帝で受けることはできません。

2.槍兵(茶色のカード)
枚数:4枚
得点:2点
特殊点:戦士と同様に、女帝で受けることはできません。

3.騎手(ベージュのカード)
枚数:4枚
得点:2点
特殊点:なし

4.銀龍(水色のカード)
枚数:4枚
得点:3点
特殊点:なし

5.金龍(黄色のカード)
枚数:4枚
得点:3点
特殊点:なし

6.塔(オレンジのカード)
枚数:2枚
得点:4点
特殊点:なし

7.狂人(緑のカード)
枚数:2枚
得点:4点
特殊点:なし

8.女帝(赤のカード)
枚数:2枚
得点:5点
特殊点:戦士・槍兵以外の攻め札に対して出すことができる万能受け札。攻め札として出すには条件がある。それはすでに場に女帝が出されていること。言い方を換えれば全体で1枚目の女帝は攻め札として出すことはできない。

以上の8種類が各カードの説明です。特殊点のあるカードは半分にも満たないので数ゲームプレイすれば覚えられると思います。

◇まとめ

 ここまでつらつらと書いてきてなんですが、ルールを覚えるよりもまずはプレイしてみてほしいというのが私の願いです。ボードゲームの中でもルールは簡単な部類だと思うので、プレイしながらルールや戦略を覚えていくということは容易だと思います。これを見た方が"Kami"でおうち時間を楽しく過ごすことを祈っています。

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