【ボードゲームアリーナ ルール解説 ヤッツィー(Yahtzee)】すべては運次第?そのサイコロにすべてがかかっている!

BGAルール解説

どうも。

今回は、サイコロだけを使う簡単なボードゲームアリーナで遊べるゲーム『ヤッツィー』を紹介していきます。ただサイコロを振るだけのゲームですが、ポーカーのようにどの組み合わせを作るのか戦略が立てられます。それでも最終的には運次第なので、友達ともワイワイ楽しめるゲームです。

ゲームの概要

・ヤッツィーはどんなゲーム?

ヤッツィーは、自分の振ったサイコロで役を作り、得点を稼いでいくゲームになります。ゲームの詳細は以下の通りです。

プレイ人数:2~5人   プレイ時間:8分
難易度:1   戦略:2   運:4   やり取り:0   (全5段階)

※BGAより参照

・ヤッツィーについて

ヤッツィーは明確なデザイナーがいないゲームとなっています。とあるカナダ人のカップルがヨットの上で遊んだとされる「ヨットゲーム」を考案しており、そのゲームがもとになったとされています。そのため、ヤッツィーは「ヨット」とも呼ばれています。

ゲームのルール

・ゲームの勝利/終了条件

全13ラウンドを終えるとゲームが終了し、合計得点の多いプレイヤーの勝利となります。

・ゲームの準備

サイコロを5つと、各プレイヤーに得点表を準備します。

・ゲームの流れ

各プレイヤーは以下の2つのアクションを行います。

1.最大3回までサイコロを振る
2.得点表に記入する

1.最大3回までサイコロを振る

まず、5つのサイコロすべてを振ります。
その後、振り直しを2回まで行うことができます。振り直しする際には、一度出たサイコロの保存ができます。保存したサイコロはそのままで、それ以外のサイコロを振り直します。また、一度保存したサイコロでも2回目の振り直しで振り直すこともできます。
上の画像では、1回目の出目は「2、1、4、2、1」でした。後述しますが、ストレートの役が狙えるので「2と1」を振り直すことにしました。1回目の振り直しで「3と4」が出ました。これで小さいストレートは完成しましたが大きいストレートも狙えるので「4」を振り直すことにします。2回目の振り直しで「3」が出ました。大きいストレートはできなかったので、「小さいストレート」で得点表に記入します。
操作は振り直したいサイコロを選択し(選択すると赤い枠で囲まれる)、「振り直し」をクリックすると振り直すことができます。

2.得点表に記入する

最終的なサイコロの出目で役を決め、得点表に記入します。
注意してほしいのは、一度記入した役は再度記入することができず、必ず他の役として決める必要があるという点です。つまり、例え0点となる出目だとしても、得点表に0点と記入する必要があります。

上の画像では、最終的に「1、4、3、4、3」の出目となりました。すでに「3の目」の得点表は記入しており、「1の目」と「4の目」以外では0点になってしまいます。ここでは「1の目」に記入することにしました。
操作は選択したい役の、緑色の枠をクリックします。

このアクションを繰り返し、全13ラウンド、つまり得点表がすべて埋まるとゲームが終了し、合計得点の多いプレイヤーの勝利となります。

・ヤッツィーの役

ヤッツィーの役は以下の通りです。

●1の目~6の目

該当する数字の合計値を得点とします。上の画像だと「3の目」で6点、「4の目」で8点、「6の目」で6点となります。また、この1の目~6の目の合計点数が63点以上の場合は、ボーナスとして35点を追加で得られます。同じ数字のサイコロが3個出れば達成できる数字ですね(3+6+9+12+15+18)。

●3カード

同じ数字のサイコロが3つある場合の全サイコロの合計値を得点とします。上の画像の場合、「6」が3つある状態で、「2+6+6+3+6」で23点が得点となります。

●4カード

同じ数字のサイコロが4つある場合の全サイコロの合計値を得点とします。上の画像の場合、「6」が4つある状態で、「5+6+6+6+6」で29点が得点となります。

●フルハウス

2個と3個の組み合わせで役となり、得点は出目を問わず25点となります。

●小さいストレート

4個のサイコロの連番で役となり、得点は出目を問わず30点となります。サイコロの位置は関係なく、出目が連番となるとOKです。上の画像では、「1・2・3・4」で連番となります。

●大きいストレート

5個のサイコロすべての連番で役となり、得点は出目を問わず40点となります。サイコロの位置は関係なく、出目が連番となるとOKです。上の画像では、「2・3・4・5・6」で連番となります。

●ヤッツィー

5個すべてのサイコロが同じ数字で役となり、得点は出目を問わず50点となります。
また、1人のプレイヤーが2回目のヤッツィーを作った場合、100点を獲得し、さらに「1の目~6の目」のいずれかの得点表を埋める代わりに追加でその得点を得ることができます。
上の画像のようにもう一度「6」のヤッツィーを作った場合、100点と「6の目」の得点30点、合計130点を得ることができます。
該当する数字の目が埋まっている場合(上の画像「6の目」をすでに選択していた場合)、3カード・4カード・フルハウス・小さいストレート・大きいストレートのいずれか空いている得点表を選ぶことで、該当する得点を得ることができます。例えば、小さいストレートを選んだ場合、100点と小さいストレート分の30点、合計130点を得ることができます。

●チャンス

いつでも作ることができる役であり、サイコロの合計値が得点となります。上の画像の場合、「2+5+6+6+6」で25点となります。

以上のように、「2・3・6・6・6」のような出目だと、「6の目」でも「3カード」でも記入することができます。どちらを選ぶかは出目次第、またはプレイヤー次第ですね。

・追加ルール「ヤムス」

「ヤムス」では、ルール自体はそのままで、得点表が変わります。

●1の目~6の目

基本ルールと同じです。ボーナスが変更となり、合計得点が60点以上となると30点が追加で得られます。さらに、60点を超えた後に「~の目」の得点表に記入した場合は「(~の目の合計得点)-60」点を得ることができます。つまり、60点を超えた分の得点が随時追加されていきます。

●プラス・マイナス・デルタ

両方ともどのような出目でも記入することができ、サイコロの合計値が記入されます。このプラス・マイナス自体は得点にはならず、「(プラスの数値)-(マイナスの数値」がデルタに記入され、このデルタの数字が得点となります。なお、この数字がマイナスの値になることがありません。

●4カード

基本ルールと同じですが、得点は出目の合計値に40点を追加したものになります。

●フルハウス

基本ルールと同じですが、得点は出目の合計値に30点を追加したものになります。

●小さいストレート・大きいストレート

基本ルールと同じですが、得点は小さいストレートは40点、大きいストレートは50点となります。

●ヤッツィー

基本ルールと同じですが、得点は「(出目の合計値)+50」点となります。

●リゴール

4個のサイコロが同じ出目で、残り1個のサイコロの出目が「4個のサイコロの出目の数字と足して7になる数字」だとできる役で、得点は50点です。例えば、「4・4・4・4・3」で、「4」が4個と「3」が1個、そして「4+3=7」となります。

このゲームを遊んでみて

ただサイコロをふるだけですが、毎回ドキドキしながらサイコロを振ることになります。最初は得点表も空きがあるのでどんどん記入していけますが、終盤は役が限られてくるので、「なんで前に出なかったんだ!」みたいな状況になります。何回もフルハウスが出て「そうじゃない」と思うことがありました。

とても簡単なゲームなので、自分の運試しがしたい時に遊んでみてはどうでしょうか?

それでは、また次の記事で。

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