【ボードゲームアリーナ ルール解説 トバゴ(Tobago)】財宝は山分け!財宝の在り処をみんなで探せ!

BGAルール解説

どうも。

今回は、ボードゲームアリーナで遊べる財宝探索ゲーム『トバゴ』のルールを解説していきます。財宝の在り処を探すゲームですが、手がかりを探したみんなが財宝を手に入れられるという協力要素もありつつ、最終的には相手を出し抜く必要もあるので、ある程度の戦略も必要となってきます。ぜひ一度遊んでみてください。

ゲームの概要

・トバゴはどんなゲーム?

トバゴは、プレイヤーはトレジャーハンターとなり、トバゴ島を舞台に財宝の在り処を探しながら他プレイヤーよりも多くの財宝を手に入れることを目指すゲームです。ゲームの詳細は以下の通りです。

プレイ人数:2~4人
プレイ時間:26分
難易度:2/5
戦略:3/5
運:2/5
やり取り:1/5

※BGAより参照

・デザイナーの紹介

トバゴのデザイナーは、ブルース・アレン氏です。島の中で探索するという点については『クリプティッド』にも似ているゲームですね。

ゲームのルール

・ゲームの勝利/終了条件

宝物カードの山札がなくなるとゲームが終了し、最も多くの金貨を集めたプレイヤーの勝利となります。

・ゲームの準備

この準備はBGAでは自動で行われます。3枚のボードを組み合わせてメインボードを作ります。
メインボードには、ジャングル・山・砂浜・荒地・川・湖・海の7種類の地形があります。

その後、小屋コマ4個・ヤシの木コマ3個・彫像コマ3個をメインボード上に配置します。
これらのコマは、

  • 1マスに1個しか置けない
  • 同種のコマは4マス以上離れたマスに配置する
  • 彫像は海に隣接するマスに配置できない

というルールがあります。また彫像コマは必ずマスのいずれかの辺の方向に向くように配置します。

また、宝物の手がかりキューブの山を4種類(灰色・茶色・黒色・白色)を用意します。

2枚の呪いカードを加えた宝物カードの山札と手がかりカードの山札を用意し、手がかりカードは各プレイヤーに4枚(2人プレイ時は6枚)配ります。また、手がかりカードは宝物の手がかりキューブ各種の下にもプレイ人数分配置し、各プレイヤーの羅針盤マーカーをその上に配置します。のこりの羅針盤マーカーはプレイヤーに配られます。

また、アミュレットトークンも用意します。

最後に、各プレイヤーのバギーコマを任意のマスに配置し、ゲームが始まります。

・ゲームの流れ

各プレイヤーは自分の手番に以下の3つのアクションのうち1つを行います。

1.手がかりカードをプレイする
2.バギーコマを移動させる
3.手札を交換する

1.手がかりカードをプレイする

自分の手札の手がかりカードを1枚、1種類の手がかりキューブの山の下にプレイします。すでに手がかりカードがある場合はその下に並べていきます。

手がかりカードをプレイすると、そのカードの上にはそのプレイヤーの羅針盤マーカーが置かれます。

その後、プレイした手がかりカードによって手がかりキューブがメインボードに置かれる、あるいは取り除かれます。この手がかりキューブがメインボード上に1個だけになるとそのマスにお宝があることになります。

手がかりカードは、それぞれの地形やコマに関する絵が描かれています。
さらに、この地形やコマに関して、

  • (地形かコマ)の中にある/ない
  • (地形かコマ)に隣接している/していない
  • (地形かコマ)の視界範囲にある/ない

という手がかりがあります。視界範囲とは指定されたものから2マスの範囲にあることを表します。
なお、マスの上下に赤い模様があるのは「最大の~」を表します。上の画像だと「最大の荒地に隣接する」という手がかりになります。

手がかりカードをプレイするには、以下のルールに従う必要があります。

  • すでに置いてある手がかりカードに矛盾してはならない
  • 少なくとも1個以上の手がかりキューブを減らす必要がある
  • 少なくとも1個の手がかりキューブがメインボード上に残るようにする

なお、手がかりキューブは、手がかりが17マス以内になるとメインボードに置かれます。それ以上のマスの数の場合は手がかりキューブは置かれません。

最後に、手がかりカードを1枚、山札から引いて手番を終えます。

2.バギーコマを移動させる

自分のバギーコマを最大3回移動させることができます。

バギーコマは、今いるマスの地形であれば1回の移動でその地形の範囲をどこまでも移動させることができます。異なる地形に移動する際は1回の移動で1マス移動します。

3.手札を交換する

後述する「アミュレットトークン」を持っていない場合に行うことができます。

自分の手札の手がかりカードをすべて捨て、捨てた分を山札から引きます。
なお、最初の選択で「はい、ターンをパスします」を選択するとこのアクションを行えます。
「いいえ、プレイします」を選ぶと、カードをプレイするかバギーコマを移動できます。

●宝物を獲得する

1種類の宝物キューブが1個のマスに置かれた状態になると、そのマスに宝物があるということになります。その状態のマスにバギーコマを移動させると以下の処理を行います。

①羅針盤マーカーを置く

宝物キューブに移動させたプレイヤーの羅針盤マーカーを、その種類の宝物キューブの一番下に置きます。

②宝物カードを引く

その種類の宝物キューブの山の下に手がかりカードを置いたプレイヤーは、羅針盤マーカーの数分の宝物カードを引きその内容を見ることができます。

宝物カードは2~6枚の金貨が描かれています。全員が宝物カードを確認した後に、それらすべてを回収し、山札から1枚の宝物カードを加えシャッフルします。

③宝物カードを引き取るか選択する

シャッフルされた宝物カードを1枚公開し、その宝物カードを引き取るかどうか選択します。
なお、引き取るかどうか選択する順番は、羅針盤マーカーによって決まります。
置かれた羅針盤マーカーの下から順番に選択することができます。

引き取る場合は、そのカードを引き取り、その羅針盤マーカーを手元に戻します。
引き取らない場合は、羅針盤マーカーはそのままになります。

なお、誰も引き取らなかった宝物カードは捨てられます。

・呪いカードについて

宝物カードの山札の中には、2枚の呪いカードが含まれています。

宝物カードを引き取るかどうか選択する際に、この呪いカードを引いた場合、それ以降の宝物カードはすべて捨てられ、羅針盤マーカーが残っているプレイヤーは全員、持っている最も金貨の多い宝物カードを1枚捨てます。

なお、後述する「アミュレットトークン」を1個消費することで、最も金貨の多いカードを捨てることを逃れられます。

④分配後の処理

宝物カードの分配が終了すると、最後に宝物カードを獲得したプレイヤーは、その種類の宝物キューブの下に、手がかりカードを手札から1枚出し、羅針盤マーカーを置きます。

その後、彫像コマの正面の方向で海に隣接するマスに「アミュレットトークン」を配置します。そして彫像コマは右の辺を向くように回転します。

●アミュレットトークンについて

アミュレットトークンがあるマスにバギーコマを移動させると獲得できます。
アミュレットトークンは手番中に消費することで以下の効果を発動できます。

  • バギーコマを3回移動させる(この移動でアミュレットトークンは獲得できない)
  • 手がかりカードを1枚プレイできる
  • 任意の宝物キューブを1個取り除く
  • 手札をすべて捨て、捨てた分山札から引く
  • 呪いカードを引いた時に消費することで、宝物カードを捨てなくても済む

以上のアクションを繰り返し、宝物カードの山札がなくなるとゲームが終了し、宝物カードに描かれた金貨を最も多く集めたプレイヤーの勝利となります。

・追加ルール

トバゴの追加ルールは、メインボードの配置を選択することができます。

このゲームを遊んでみて

必ずしも宝物キューブを取りに行く必要がない点が面白いと思いました。手がかりカードを多くプレイした方が宝物カードは多く獲得できるので、基本的には手がかりカードをプレイした方がいいでしょう。ただ、宝物キューブを獲得できれば一番最初に宝物カードを選べるので時には獲得することも大事です。また、アミュレットトークンも追加で移動できたり、呪いカードを防いでくれるので何かと便利です。

みんなで宝物の在り処を探しつつ、相手よりも宝物を集める探索ゲーム『トバゴ』、ぜひ一度遊んでみてください。

それでは、また次の記事で。

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