【ボードゲームアリーナ ルール解説 ステアフライ・エイティーン(Stir Fry Eighteen)】味見は重要!料理を作るブラフゲーム

BGAルール解説

どうも。

今回は、ボードゲームアリーナで遊べる料理ブラフゲーム『ステアフライ・エイティーン』のルールを解説していきます。手持ちのカードから料理を作りますが、より高得点を目指す時には嘘をついて食材を獲得することも必要になります。ルールはとても簡単なので、ぜひ一度遊んでみてください。

ゲームの概要

・ステアフライ・エイティーンはどんなゲーム?

ステアフライ・エイティーンは、プレイヤーが料理人となり、ステアフライ(炒麺)を料理してより高得点を獲得するゲームです。ゲームの詳細は以下の通りです。

プレイ人数:2~5人   プレイ時間:12分
難易度:1   戦略:1   運:3   やり取り:2   (全5段階)

※BGAより参照

・デザイナーの紹介

ステアフライ・エイティーンのデザイナーは、マーシャル・ブリット氏です。他にも『ブルーム』や『リコード』というゲームのデザイナーでもあります。

ゲームのルール

・ゲームの勝利/終了条件

誰か1人のプレイヤーが50点以上の点数を獲得するとゲームが終了し、そのプレイヤーの勝利となります。

・ゲームの準備

計18枚の食材カードをシャッフルします。

各プレイヤーには、3枚の食材カードが配られ、残りは山札とします。

・ゲームの流れ

プレイヤーは自分の手番で山札からカードを1枚引いた後、以下の3つのアクション行えます。

1.カードを捨てる
2.料理する
3.手番を終了する

1.カードを捨てる

自分の手札からカードを捨て、山札からカードを引くことができます。カードの捨て方は2種類あります。各種類を1手番に1回行うことができます。

①タンパク質カードを1枚捨てる

手札にあるタンパク質カードを宣言した後に捨てて、カードに応じた枚数山札から引くことができます。操作は、捨てたいカードを選択後、「カードを捨てる」を選択し、宣言するタンパク質カードの名前を宣言します。

・鶏肉:2枚
・豚肉:3枚
・海老:4枚

②同じカードを2枚捨てる

同じカード2枚だと宣言して捨てることで、山札から3枚引くことができます。操作は、捨てたいカードを2枚選択後、上の「カードを捨てる」を選択します。

なお、カードを捨てる場合、必ずしも正しいカードを捨てる必要はありません。
つまり、嘘をつくことができます。
例えば、「長ネギ」のカードを「豚肉」のカードとして宣言して捨てたり、「長ネギ」と「醤油」のカードを同じカード2枚として宣言して捨てることができます。

他プレイヤーは捨てる前の宣言に対して「味見テスト」をすることができます。

●味見テストについて

味見テストを行うと、宣言したカードを公開します。そのカードが正しい場合と噓をついていた場合で処理が異なります。なお、この「味見テスト」の宣言は早い者勝ちとなります。手札と持ち点が4点以下のプレイヤーは「味見テスト」をすることができません。なお、味見テストをしないで見逃すこともできます。

●正しかった場合
カードを捨てたプレイヤーは通常通り、山札からカードを引きます。
「味見テスト」をしたプレイヤーは、ペナルティとして手札をすべて捨てます。捨てる手札がない場合は、5点失います。

●噓をついていた場合
カードを捨てたプレイヤーは、この手番中、山札からカードを引くことができなくなります。
「味見テスト」をしたプレイヤーは、ボーナスとして次の自分の手番でカードを1枚多く引くことができます。

後述するカードの内訳にもありますが、タンパク質カードは1枚ずつしかないので、手札に相手が宣言したタンパク質カードがあった場合は、確実に相手が噓をついていることになります。

2.料理する

手札の食材カードを使って料理を作ります。料理を作ると出した食材カードに応じた得点を獲得することができます。操作は、料理する食材カードを選択後、「料理する」を選択します。

料理を作るにはいくつかのルールがあります。

  • 必ず「麺」カードを入れなければならない
  • 「麺」カードの他に最低2枚の食材カードを入れなければならない(計3枚以上のカードが必要)
  • 同じカードを2枚使うことはできない
  • 一度の料理には5枚まで使うことができる

なお、1手番に作ることができる料理は1回だけです。
料理を作ると山札からカードを1枚引くことができます。しかし、その前に噓を見抜かれていた場合は引くことはできません。

料理を作ると、手番が終了し、次のプレイヤーに移ります。

3.手番を終了する

カードも捨てず、料理も作らない場合は、手番を終了します。操作は「ターン終了」を選択します。

なお、手番を終了する際には、手札を3枚になるまで捨てる必要があります。

以上のアクションを繰り返し、誰か1人のプレイヤーの得点が50点以上になると、ゲームが終了し、そのプレイヤーの勝利となります。

・食材カードについて

食材カードは全8種類計18枚あります。追加ルールで1枚の食材カードを追加できます。

食材カードはそれぞれ、カード自体に得点がありますが、他の食材カードと組み合わせて料理にすることで得点が増えるものもあります。より高得点を目指した組み合わせで料理を作りましょう。

カッコ内はカードの内訳を表しています。

①麺(5枚)

料理を作る時に必須のカードです。どの食材と組み合わせても1点となります。

②醤油(3枚)

単体だと1点となります。「長ネギ」と組み合わせると2点、「生姜」と組み合わせると3点となります。

③キノコ(3枚)

単体だと2点となります。「鶏肉」と組み合わせると3点となります。

④生姜(2枚)

単体だと2点となります。「豚肉」と組み合わせると4点となります。

⑤長ネギ(2枚)

単体だと3点となります。「海老」と組み合わせると5点となります。

⑥鶏肉(1枚)

単体だと3点となります。「長ネギ」と組み合わせると5点、「長ネギと生姜」と組み合わせると7点となります。タンパク質カードであり、捨てた場合はカードを2枚引けます。

⑦豚肉(1枚)

単体だと5点となります。「キノコ」と組み合わせると8点となります。タンパク質カードであり、捨てた場合はカードを3枚引けます。

⑧海老(1枚)

単体だと6点となります。「生姜」と組み合わせると9点、「醤油と生姜」と組み合わせると11点となります。タンパク質カードであり、捨てた場合はカードを4枚引けます。

⑨豆腐(1枚)

追加ルールで使用できるプロモカードです。
単体だと7点となります。「醬油と生姜」と組み合わせると10点となります。しかし、「鶏肉・豚肉・海老」のいずれかのカードと組み合わせると-5点となります。
このカードはタンパク質カードであり、捨てることでカードを1枚引けます。また、2枚カード捨てる時の1枚としても使用することができます。例えば、「麺と豆腐」を捨てても同じカードとして扱います。

・追加ルール

ステアフライ・エイティーンの追加ルールは以下の通りです。

●目標点
勝利条件である目標点を変更することができます。標準が50点で、100点、150点、300点に変更可能です。

●空の食糧庫ヴァリアント
「オン」にすると、料理を作った後にカードを1枚引けなくなります。カードを引ける機会が少なくなるので、よりブラフが必要となります。

●几帳面なシェフヴァリアント
目標点ちょうどでないと勝利することができなくなります。目標点を超えた場合は、ゲームが終了後、超えた分を減点した点数で勝敗が決まります。そのため、減点調整しやすくするために後述する「豆腐カード」の追加をおすすめします。

●営業終了
誰か1人のプレイヤーが目標点を超えた場合、ゲームは終了せず、他のプレイヤーが1手番だけ行った後にゲームが終了します。

●豆腐プロモカード
上述した「豆腐カード」を使用できます。その際、基本カードの18枚の中から1枚ランダムに抜き、豆腐カードを加えた18枚でゲームを始めます。

このゲームを遊んでみて

手軽に遊べるブラフゲームとしておすすめできます。ブラフといっても、このカードは「○○です!」といった簡単なブラフなので、ブラフゲームが苦手という方にもできるおすすめのゲームです。食材カードの組み合わせで料理を作れるということで、私は友人と遊ぶ時に、作った料理に名前を付けて遊んでいました。みなさんも遊ぶ際には、作った料理に名前を付けて遊んでみてはいかがでしょうか?

噓をついて食材を集めながら料理を作るゲーム『ステアフライ・エイティーン』、ぜひ一度遊んでみてください。

それでは、また次の記事で。

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