【ボードゲームアリーナ ルール解説 マラケシュ(Marrakech)】絨毯を敷き詰めよう!絨毯配置ゲーム

BGAルール解説

どうも。

今回は、ボードゲームアリーナで遊べる色鮮やかな絨毯を配置してお金を稼ぐゲーム『マラケシュ』を紹介していきます。漫画『放課後さいころ倶楽部』で初めて紹介されたボードゲームでもありますね。色鮮やかな絨毯を配置するだけでも楽しいゲームですので、ぜひ一度遊んでみてください。

ゲームの概要

・マラケシュはどんなゲーム?

マラケシュは、プレイヤーがモロッコのマラケシュという広場にいる絨毯売りとなり、絨毯を敷き詰め、お金を稼ぐゲームとなります。ゲームの詳細は以下の通りです。

プレイ人数:2~4人   プレイ時間:19分
難易度:1   戦略:2   運:4   やり取り:1   (全5段階)

※BGAより参照

・デザイナーの紹介

マラケシュのデザイナーは、ドミニク・エルハルト氏です。マラケシュは2008年に数多くの賞を受賞した作品です。

ゲームのルール

・ゲームの勝利/終了条件

自身の所持する絨毯を全プレイヤーが配置し終わるとゲームが終了し、ゲーム終了時の所持金と配置された見えている絨毯の数が多いプレイヤーの勝利となります。

・ゲームの準備

この準備はBGAでは自動で行われます。7×7のメインボードを配置し、中央に「アッサム(市場のオーナー)」駒を配置します。また専用のダイス(1、2、2、3、3、4の6面)を用意します。そして、各プレイヤーに30ディルハム(お金)と各プレイヤーの色の絨毯を配ります。絨毯の枚数は、3人プレイは15枚、4人プレイは12枚、2人プレイは各プレイヤーに2色の絨毯をシャッフルして山札とします。

・ゲームの流れ

各プレイヤーは以下の3つのアクションを順に行います。

1.アッサムの進行方向を決める
2.ダイスを振り、アッサムを移動させる
3.絨毯を配置する

1.アッサムの進行方向を決める

まず、アッサムの進行方向を決めます。進行方向は、すでに向いている方向、その左右のいずれかです。つまり、後ろに進むことはできません。操作は、進みたい進行方向の矢印をクリックします。

2.ダイスを振り、アッサムを移動させる

「ダイスを振る」をクリックし、自動でその出目分アッサムを移動させます。ボードの壁にぶつかった場合は、上の画像のように周囲にある模様にしたがって移動させます。

移動した後、アッサムが何もないマスや自分の絨毯の上にあった場合は何も起こりませんが相手の絨毯の上に止まった場合は、止まった相手の絨毯のマス分のディルハムをそのプレイヤーに支払います。上の画像では、黄色のプレイヤーが青の絨毯の上に止まりました。青の絨毯は5マス分つながっているので、黄色のプレイヤーは青のプレイヤーに5ディルハム支払うことになります。

3.絨毯を配置する

移動させたアッサムに隣接するように自分の色の絨毯を配置します。アッサムの下に配置することはできません。絨毯は縦1×横2の絨毯になっています。この絨毯はすでに配置してある相手の絨毯に重ねて配置することができます。この絨毯が得点源となるので相手の邪魔をしつつ、自分の利益となるように配置していきましょう。

以上のアクションを行い、各プレイヤーが絨毯を配置し終えるとゲームが終了し、得点計算となります。

・得点計算

得点は、ゲーム終了時に持っている1ディルハムにつき1点、ボード上の見えている自分の絨毯1マスにつき1点となり、その合計点数が多いプレイヤーの勝利となります。

・追加ルール

追加ルールには「ターン終了時にアッサムの進行方向を決定する」というものがあります。ゲーム開始時に、この設定を「はい」にすることで、手順の「1.アッサムの進行方向を決める」がなくなり、手番終了時に次のプレイヤーが進む進行方向を決めることができます。この追加ルールにより、より点数の変動が大きくなります。

このゲームを遊んでみて

相手にディルハムを支払わないように、自分の絨毯をうまく配置するというバランスがなかなか難しいゲームです。相手の絨毯を避けると、相手の絨毯分の得点を減らせず、自分の絨毯をうまく配置しようとすると、相手の絨毯の上に止まるリスクが高まる…。といったように、時にはリスク覚悟で相手の絨毯に突っ込むことも必要かもしれません。

中量級のボードゲームですが、ルールも簡単で理解しやすいゲームとなっていますので、ぜひ一度遊んでみてください。

それでは、また次の記事で。

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