【ボードゲームアリーナ ルール解説 キングドミノ(Kingdomino)】ドミノを並べ王国を繁栄!

BGAルール解説

どうも。

ボードゲームアリーナ(BGA)のゲーム紹介第二弾になります。今回は『キングドミノ』を紹介していきます。友人ともよく遊ぶ、個人的にボードゲーム初心者にオススメしたいゲームのひとつですね。ルールがとても簡単ですが、奥が深いゲームになっていますので、お手軽に楽しめるゲームになります。

ゲームの概要

・キングドミノはどんなゲーム?

キングドミノは、プレイヤーが自分の王国の広げるために、新たな土地を探している君主となります。多くの名声を得られるように、うまく自分の国の領土を広げていくゲームとなります。ゲームの詳細は以下の通りです。

プレイ人数:2~4人   プレイ時間:14分
難易度:1   戦略:3   運:4   やり取り:1   (全5段階)

※BGAより参照

・デザイナーの紹介

キングドミノのデザイナーは、ブルーノ・カタラ氏です。キングドミノの他にも、『世界の七不思議:デュエル』や『ジュラシック・スナック』をデザインした人でもあります。『世界の七不思議:デュエル』はBGAで遊ぶことのできるゲームですね。またキングドミノは、ボードゲーム大国であるドイツで最も有名なボードゲーム賞である「ドイツ年間ゲーム大賞2017」で大賞を受賞しているゲームです。

ゲームのルール

・ゲームの勝利/終了条件

全12ラウンドで終了し、その時点で最も多くの勝利点を持っているプレイヤーの勝利となります。

・ゲームの準備

この準備はBGAでは自動で行われます。各プレイヤーは自分の色の城タイルを配置し、自分の色の王様駒を1個(2人プレイの場合は2個)受け取ります。そして、領土タイル(このゲームではドミノと呼びます)を4枚、価値の低い順に上から並べます。

ドミノの価値とは、本来ドミノの裏にある数字のことを指します。BGAでは見ることはできませんが、数字が大きいほど、得点を稼ぎやすいドミノとなっています。

・ゲームの流れ

各プレイヤーは以下の2つのアクションを行います。

1.ドミノを自分の領土に配置する(1ラウンド目は行わない)
2.次のラウンドで配置するドミノを決める

1ラウンド目のみ、ドミノの配置はなしで、次のラウンドで配置するドミノを決めるアクションのみを行います。操作は欲しいドミノをクリックして、自分の王様駒を置くだけです。すでに他のプレイヤーが選択したドミノは選べません。全員が選択すると2ラウンド目に移ります。

ここで注意です。
このゲームは2ラウンド目以降、この王様駒の位置で順番が変わりますつまり、この盤面では価値の低いドミノを選んだ青のプレイヤーが、次のラウンドのスタートプレイヤーとなり、続いて赤、黄、緑の順となります。
価値の低いドミノを選んだ分、次のラウンドは選択肢が増え、逆に価値の高いドミノを選ぶと、次のラウンドで余ったドミノしか選べなくなるわけですね。

1.ドミノを自分の領土に配置する

前のラウンドで選択したドミノを自分の領土に配置します。
配置には接続ルールが3つあります。

①ドミノは縦にも横にも配置できる

配置するドミノは縦にも横にも配置することができますドミノにカーソルを合わせると回転マークが出てくるので、クリックすることでドミノを回転させ好きな向きで配置することができます。

②ドミノは少なくとも1種類同じ地形と重なるように配置する

すでに配置されているドミノには、少なくとも1種類は同じ種類の地形ドミノと重なるように配置しますあくまで1種類なので、もう片方は異なる種類の地形でも配置できます。また、城タイルだけは例外でどんな種類の地形でも配置することが可能です。

③配置できるドミノは5×5の範囲

ドミノが配置できるのは、5×5の範囲となります。すべてのドミノは縦1×横2になっているので、1×1の城タイルも含めると5×5でドミノを配置することが可能です。画像の城タイルは中央に置いてありますが、城タイルを中央に配置する必要はありません。最終的に5×5を完成させることを目指しましょう。

再び注意です!
ゲーム終盤、隣接するドミノが異なる種類しかない場合や、タイルの配置によって5×5からはみ出してしまう場合はドミノの配置が行えず、ドミノを捨てることとなります

上の盤面の場合、5×5で置けるのは左下の空いているスペースですが、新たなドミノが小麦畑と森であるため、配置することはできません。ここは「ドミノを捨てる」を選択しなければなりません。ドミノを捨てて減点はありませんが、単純に得点が稼ぎづらくなってしまうので、なるべく5×5を完成するようにしましょう。

2.次のラウンドで配置するドミノを決める

このアクションは1ラウンド目と同じアクションになります。ただし、ドミノを置く前から選択できるドミノが見えている状態なので、次のラウンドのことも考えてドミノを置けばよいでしょう。

この2アクションを繰り返し、全12ラウンド行い、すべてのドミノがなくなるとゲームが終了し、得点計算へ移ります。

・得点計算

ゲームが終了すると得点計算となります。勝利点を一番持っている人が勝利となります。

得点計算は、各種類の土地の「王冠の数×つながっているドミノ数」となります。
王冠がなければ、どれだけ同じ種類のドミノをつなげても0点になります。そのため、王冠があるドミノは必ず集めなければなりませんね。

ドミノの各地形の合計数は、こちらになります。ゲームの最中でも「ドミノの一覧」をクリックすれば見ることができるので、「あとこの地形ドミノは何枚あるのか?」、「王冠がついてるドミノはどれくらいあるのか?」など参考にするとよいでしょう。

※追加ルール
任意で追加ルールを加えることができます。ゲームを始める前に設定しておきましょう。

・中央王国
自分の城タイルを中央にして、ゲームを終了すると+10点を得ます。

・調和
5×5すべてのドミノを配置することができると+5点を得ます。

・壮大な決闘
2人プレイ専用のルールとなります。
5×5ではなく、7×7でドミノを配置していきます。
ちなみに2人プレイの場合、1ラウンド目のドミノの選ぶ順番は、
プレイヤー1→プレイヤー2→プレイヤー2→プレイヤー1となります。

このゲームを遊んでみて

ドミノの一覧を見る通り、王冠のあるドミノは数が決まっています。そのため、王冠付きのドミノは競争率が高まります。逆に同じ地形を集めている人がいなければ、得点は稼ぎ放題です(ほとんどの場合、誰かしら集める地形はかぶってしまうので難しいですが)。また、5×5の配置の仕方にも注意が必要です。配置の仕方によってはどうしてもドミノが配置できないようになってしまうので、ドミノを配置するときは注意が必要です。

冒頭でもありましたが、とてもお手軽に楽しめるゲームです。ドミノをどのように置いていくか戦略を立てるも、どのようなドミノが出てくるかはわからない、という運要素もあります。しかし、その運要素がお手軽に楽しめる要因だとおもいます。負けたとしても、うまくドミノを配置することができれば、達成感が得られるのも、このゲームの楽しいところですね。

どこまでうまくドミノを配置することができるか、ボードゲーム初心者でも楽しむことができる『キングドミノ』。ぜひ、遊んでみてください。

それでは、また次の記事で。

タイトルとURLをコピーしました