【ボードゲームアリーナ ルール解説 アーティチョークなんて大嫌い!(Abandon All Artichokes)】アーティチョークは食べたくない!野菜のデッキ破壊ゲーム

BGAルール解説

どうも。

今回は、ボードゲームアリーナで遊べるアーティチョークをデッキから除外するデッキ破壊ゲーム『アーティチョークなんて大嫌い!』のルールを解説します。アーティチョークとは、日本ではチョウセンアザミと呼ばれる多年草で、主にヨーロッパやアメリカで食用として食べられている植物です。日本では食用としてはあまり普及されてはいませんね。

イラストはかわいいですが、意外と考えることが多いゲームですので、ぜひ一度遊んでみてください。

ゲームの概要

・アーティチョークなんて大嫌い!はどんなゲーム?

アーティチョークなんて大嫌い!は、プレイヤーがアーティチョークの嫌いな家庭菜園家となり、なぜかサラダに混ざってしまったアーティチョークを取り除くゲームです。ゲームの詳細は以下の通りです。

プレイ人数:2~4人   プレイ時間:5分
難易度:2   戦略:2   運:2   やり取り:2   (全5段階)

※BGAより参照

・デザイナーの紹介

アーティチョークなんて大嫌い!のデザイナーは、エマ・ラーキンス氏です。この方はアーティチョークが大嫌いだったんですかね(笑)。

ゲームのルール

・ゲームの勝利/終了条件

誰か1人のプレイヤーが手札補充をした時にアーティチョークカードがないとゲームが終了し、そのプレイヤーの勝利となります。

・ゲームの準備

この準備はBGAでは自動で行われます。10種類6枚ずつある野菜カード計60枚をシャッフルし、中央の場(野菜畑)に5枚並べます。残りは山札(野菜の山)とします。そして各プレイヤーにアーティチョークカードを10枚配り、5枚を手札に、残り5枚を自分の山札(自分の皿)とします。最後に、共有の捨て札(ゴミ箱)と個人の捨て札(捨て山)を用意します。

・ゲームの流れ

各プレイヤーは、以下の3つのアクションを順に行います。

1.中央の場(野菜畑)から野菜カードを1枚手札に加える
2.手札から野菜カードをプレイする
3.手札をすべて自分の捨て札(捨て山)に捨て、自分の山札(自分の皿)から5枚引く

1.中央の場(野菜畑)から野菜カードを1枚手札に加える

まず、中央の場(野菜畑)にある野菜カードを1枚手札に加えます。操作は、欲しい野菜カードを選択します。

2.手札から野菜カードをプレイする

手札から野菜カードを使用します。野菜カードはそれぞれ効果があり、プレイすることで効果を発動します。野菜カードは何枚でもプレイすることができます。ただ、効果を使用することができない状況であれば、その野菜カードを使うことはできません。操作は、使用したい野菜カードを選択します。このアクションを終了する場合は、上の「ターン終了」を選択します。

基本的にはこのアクションによって、自分のアーティチョークカードを減らすことが目的となります。また、自分のデッキを調整するカードや他のプレイヤーの邪魔をするカードもあります。

3.手札をすべて自分の捨て札(捨て山)に捨て、自分の山札(自分の皿)から5枚引く

このアクションは自動で行われます。前のアクションで余った手札はすべて自分の捨て札(捨て山)に捨て、自分の山札(自分の皿)から新たに5枚手札として引きます。手札が足りない場合は、自分の捨て札(捨て山)をシャッフルし、それを自分の山札(自分の皿)とし、足りない分を引きます。

また、中央の場(野菜畑)が5枚になるように山札(野菜の山)から補充します。

この際、引いた手札にアーティチョークカードが1枚もなければゲームが終了し、そのプレイヤーの勝利となります。

・追加ルール

アーティチョークなんて大嫌い!の追加ルールは以下の通りです。

●カード効果の対象
カードの効果の対象をプレイヤーが手動で選ぶか、ランダムに自動で選ぶか選択できます。

●ターン終了
手動でターンを終了するか、使えるカードがなければ自動でターンが終了するか選択できます。

●ルバーブ
プロモカードであるルバーブカードを加えるかどうかを選択できます。

●アーティチョークの枚数
各プレイヤーのアーティチョークカードの枚数が表示されるかどうか選択できます。

・カード一覧

このゲームに使用するカードの一覧です。全10種類各6枚ずつあり合計60枚のカードを使用しますが、追加ルールでプロモカードを追加すると1種類増えて合計66枚のカードを使用します。

●アーティチョーク
念のため紹介します。各プレイヤーは、最初に10枚受け取り、このカードをなくすことがこのゲームの目的です。

●ニンジン
自分の手札のアーティチョークカードをぴったり2枚とこのニンジンカードをゴミ箱に捨てます。1枚では使用できない点に注意です。また、このカードを使用する前後に他のカードを使用することはできません。

●ブロッコリー
自分の手札に3枚以上のアーティチョークカードがあるなら、手札を公開した後、アーティチョークカードを1枚ゴミ箱に捨て、ブロッコリーカードは自分の捨て札(捨て山)に捨てます。

●タマネギ
自分の手札からアーティチョークカードを1枚ゴミ箱に捨て、タマネギカードを他のプレイヤーの捨て札(捨て山)に捨てます。

●ポテト
自分の山札(自分の皿)の上から1枚めくり、公開します。それがアーティチョークカードだった場合ゴミ箱に捨て、そうでなければ自分の捨て札(捨て山)に捨てます。ポテトカードは自分の捨て札(捨て山)に捨てます。自分の山札(自分の皿)がない場合は使用できません。

●ナス
自分の手札からアーティチョークカード1枚とこのナスカードををゴミ箱に捨てます。その後、全プレイヤーは自分の手札から2枚選択し、隣(BGAでは下方向)のプレイヤーに渡します。

●ビーツ
他のプレイヤー1人を選択します。自分と選択したプレイヤーはお互いの手札からランダムに1枚公開します。そのカードがどちらもアーティチョークカードだった場合、その2枚をゴミ箱に捨てます。そうでなければ、公開したカードを交換し、お互いの捨て札(お互いの皿)に捨てます。ビーツカードも自分の捨て札(捨て山)に捨てます。

●コーン
自分の手札にあるアーティチョークカードと一緒に自分の捨て札(捨て山)に捨てます。その後、中央の場(野菜畑)からカードを1枚選択し、自分の捨て札(捨て山)に捨てます。

●ピーマン
自分の捨て札(捨て山)から1枚カードを選択し、そのカードを自分の山札(自分の皿)の上に置きます。ピーマンカードは自分の捨て札(捨て山)に捨てます。

●エンドウ豆
山札(野菜の山)から2枚引き公開します。その内1枚を自分の捨て札(捨て山)に捨て、もう1枚を他のプレイヤーの捨て札(捨て山)に捨てます。エンドウ豆カードは自分の捨て札(捨て山)に捨てます。

●長ネギ
他のプレイヤー1人を選択し、そのプレイヤーの山札(そのプレイヤーの皿)の一番上をめくり公開します。その後、そのカードをそのプレイヤーの捨て札(捨て山)に捨てるか、自分の手札に加えます。長ネギカードは自分の捨て札(捨て山)に捨てます。

●ルバーブ
このカードは追加ルールで加えることのできるプロモカードです。このカードをゴミ箱に捨て、中央の場(野菜畑)のカードすべてを山札(野菜の山)の一番下に入れます。その後、中央の場(野菜畑)が5枚になるまで補充し、その中から1枚手札に加えます。

このゲームを遊んでみて

デッキの管理がなかなか難しいです。ニンジンやタマネギはアーティチョークカードを除去できる優秀なカードですが、除去ばかりしていると、アーティチョークカードは少なくなりますが、デッキ自体も減ってしまい、アーティチョークカードは手札に回ってきてしまいます。アーティチョークカードを減らしつつも、デッキ全体は大きくするのが勝利のコツです。

大嫌いなアーティチョークを減らすデッキ破壊ゲーム『アーティチョークなんて大嫌い!』、ぜひ一度遊んでみてください。

それでは、また次の記事で。

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