ナゲッツ
原題:Nuggets
発売元:Winning Moves
デザイナー:Christwart Conrad
プレイ人数:2〜4
プレイ時間:約20分
ルール:簡単

ワンポイント:油断大敵

金塊の出る鉱山の所有権を巡っての陣地争い。

金塊を手にするのは誰だ!?
今回は自分(赤)・ポルノ(黄)・初登場のヘタレ(青)の3人で。

 

 

じゃがいもじゃなくて金塊です

数字(得点)の書いてある円柱の駒が金塊です。見た目しょぼくても金塊なんです。多分。
これらの所有権を決め、得点が高いプレイヤーが勝利します。計算は最後に行われます。

 

 

 

土地の所有者を決める

金塊は簡単には手に入りません。
近くに自分の権利書となる数字タイルを置いたり、柵で周りを囲んでエリアを作ったり忙しいです。
手番では2つのうちどれかを選んで進めます。

タイルはこんな感じに裏にして置きます。1回の手番に1枚しか置けません。
画像撮ってませんでしたがタイルの数字は4・3・2・1といった数が振られていて、
タイルに書かれているポイントはその土地(エリア)での自分の強さを表しています。
これらは他の人に見られないように非公開にしておきます。
今回ゲーム卓がコタツだったんで皆自分の手前のコタツ布団に入れて隠してました。
ポイントの高いタイルは1枚しか無かったりで、置く場所を慎重に選ぶ必要があります。
最終的にこのタイルのポイントが物を言うのですが・・・

 

タイルを置く代わりに柵(茶色の棒)を2つ置く事が出来ます。2つの柵はそれぞれ別の場所に分けて置いてもOK。
これがこのゲームの大仕掛け。この柵に囲まれた土地は独立したエリアとなり、そのエリア中のタイルのみが計算時有効になります。
そのエリア内で自分の置いたタイルのポイントが他者より高ければ、そのエリアとエリア内の金塊を獲得出来るのです。
逆にタイルを金塊の近くに置いても、その間に柵を置かれて追いやられてしまえば、そのタイルはエリア対象外となってしまいます。


柵は相手のタイルを狙いの金塊から遠ざけたり、金塊の無いエリア内に入れて無力化する等の妨害や、
自分のタイルを金塊と同じエリアにしたり、相手のタイルの手前でエリアに蓋をしてしまう時などに使います。
4マス未満のエリアは作ってはいけないルールなんで、
そこを上手く利用して確定していないエリアの隙間にタイルを置いていくタイミングが肝心です。

ゲーム中盤。ポルノ、左上の7・6の金塊エリアを作る。まだ1マス空いてはいるが、勝てる気がしない。
ヘタレは4・7の金塊の周りにタイルを置きまくる。ひたすら置きまくる

ヘタレ「ヤバイ。タイルがなくなる」
置き過ぎだyo!

 

 

 

分断分断・・・そして


タイル設置終了したヘタレが柵を張り巡らす。全員区分けもタイル設置も出来なくなる(もしくは辞退する)と終了。
で、金塊のないエリアでしかタイルが置けなくなったのでここで辞退します。

ついに各エリアの所有者が決まる!
次々に設置したタイルをめくっていく・・・!!

こんな感じになりました。分かりやすいようにエリアを制したプレイヤーの色で区分けしてます。金塊のないエリアは割合。
そのエリア内で、置いてあるタイルのポイントの合計が高いプレイヤーがそのエリアの金塊を得ます。
白のエリアのように赤と青で2ポイントと同数の場合その金塊の得点は半分こにします。(ここではお互い4点獲得)

結果・・・赤-15 黄-18 青-11

SO!ポルノ優勝!!Yeah〜!!じゃがいも王!!・・・あれ?

 

 

 

 

 


あとがき

見た目はチープでそっけないですが、中身はドロドロの激戦ゲー。
タイルか柵を置くだけなんですが、手番が回ってくる毎にジレンマの礫が。
タイルを置くと柵で分けられ、柵で囲むとその中にタイルを置かれてしまったり・・・なかなかどうしていやらしいんでしょう。
タイミングとバランスが程よく調和されている良いゲームだと思います。そして何より値段が安い!(2000円位)
4人プレイの場合には2対2のタッグ戦となり、チーム内でタイル係と柵係に役割を分担して対戦します。これはこれで一味変わってて面白いです。