/Access Counter/ ノムさんのボードゲーム日記

十二季節の魔法使い/Seasons

製品情報

このパッケージは日本語版です。

・プレイ人数:2〜4
・プレイ時間:60分
・対象年齢:14歳〜
・デザイナー:レジス・ボネッセ
・メーカー:Libellud

コンポーネント

共通ボード類
・右:クリスタルトラック(得点ボード)
全プレイヤー共通で使います。 ゲーム中高頻度でクリスタル(得点)のやり取りが行われるため、かなり使いづらいです。 1つの目盛りの大きさが表示に使う木製キューブの大きさ1.5個分くらいしかないため、同じ所に複数個置くのは至難の業です。
また、目盛りが10刻みになっていない為、プレイアビリティが悪いです。

・左:季節ボード
基本的に外枠の1〜12(月)と書いてある部分と、中心のローマ数字の1〜3(年)が書かれた部分に木製キューブを置きゲームの進行度を示します。
1年(12ヶ月)で4季節、3年で十二季節って分けですね。
その他ごちゃごちゃと描いてある部分は、どの季節にどの魔力が手に入り易いかと、どの位レートでクリスタル(得点)に変転(交換)できるか表しています。

トークン類1 ・魔力トークン
上から火(黄)、水(青)、大地(緑)、風(赤)です。
用途はカードの召還コスト、変転(魔力トークンを捨て、クリスタル(得点)を得る)を行う、カード記載の効果を使う際のコストです。

カード類
ゲーム上のテキストだと、パワーカードと表記されます。
大きく分けて、縁が紫色の魔法アイテムカードと、橙色の使い魔カードに分かれます。
最質は普通のトレカ位かな?カードのサイズは実寸で、[88mm]×[64mm]です。

個人ボード類
・右側の4枚のボード
個別ボード:魔力トークンのストック管理や、召喚ゲージの管理、ボーナストラックの管理を行います。
ボードの絵柄は違いますが、能力が違うということはありません。
ゲージの目盛りが小さいのでトークンがずれて今いくつみたいなことが度々あります。

・袋に入ってる丸いトークン
書物トークン:ゲームの開始時ドラフトを行ったカードの管理するのに使いますが、ゲーム中に名前が出ることはありません

・袋に入ってる木製キューブ
魔術師トークン:得点の管理などに使います。カードのテキストに名称が出てくるので一応覚えておいたほうがいいと思います。

ダイス
テキスト上は季節ダイスと表記されます。
毎ラウンド、その季節のダイスを振ります。
青:冬、緑:春、黄:夏、赤:秋です。
正直、色と季節が未だに納得いかない。

箱全景
キッチリ収まります。
スリーブを着けなければ、拡張がひとつ分一緒に収納できると思います。
拡張は箱が…しょぼい

ルール

・セットアップ

各プレイヤーは個人ボードの召喚ゲージと、ボーナストラックの0の部分と、共通ボードのクリスタルトラックの[0〜99]、[0,100,200]の0の部分に魔術師トークンを1つずつ置きます。
季節ボードの外周の1の部分と、中央のIの部分に季節トークン(黒い木製キューブ)を置きます。
カードをシャッフルして、各プレイヤーに9枚ずつ配り、残ったカードは山札にします。
(この山札は各プレイヤー共有のものです。)


・ゲームの流れ
1:序幕
カードのドラフト、デッキの構築を行います。

2:トーナメント
ゲームのメインです。

3:点数計算
3年目のラウンドの終了時に季節トークンが12月を過ぎたらゲームを終了し、得点計算を行います。

1:序幕
始めに配られた9枚のカードの内1枚を選び、残りを左隣の人に渡します。
右の人から、8枚のカードが回ってくるので、また1枚のカードを選び、また左の人に渡します。
これをカードがなくなるまで繰り返します。
まあよくあるカードドラフトです。

自分が選んだ9枚のカードを、好きなように3枚ずつのデッキに分けます。 それぞれ、1〜3年目のデッキになります。
1年目は手札、2、3年目は書物トークンのA、Bを置いて伏せて置いておきます。
それぞれ、その年になったら手札に”加えます”。

※自分のデッキはゲーム中いつでも確認して大丈夫です。
※自分のデッキはゲーム中に、年が変わる以外で手札には加えません。
※カードテキストなどの"山札"は共有の山札を指します。

2:トーナメント
流れ
a:スタートプレイヤー(以降SP)が人数+1個のダイスを振り、SPから時計回りにダイスを1つ確保する。

b:SPから時計回りに各プレイヤーのラウンド処理
|aで確保したダイスの処理をしてから、召喚などの処理。

c:ラウンドの終了処理
|季節ボードのトークンを動かす。場に出したカードにラウンド終了時、季節が変わったらなどの指定があれば処理する。
|季節が変わったらダイスを変える
|年が変わったら、中央のトークンを動かし、その年のデッキを手札に加える.
|3年目が終了したら、得点計算へ。

d:SPを時計回りに隣の人に渡し、aに戻る。


3:得点の計算
最終的な得点 =
クリスタルトラック + 召還されたカードの名声ポイントの合計 + カードのゲーム終了時効果のポイント
- ボーナストラック上の得点 - 余った手札 × 5点


・カードの説明

※カード番号はただの通し番号なので、ゲームには関係しません。
※起動時効果は自分のターンの任意のタイミングで発動できます。起動したらMtG見たいに横にしましょう。
※永続効果は、常に発動します。中にはテキストに条件があるものもあります。(ラウンド終了時、季節が変わったらなど)


ダイスの説明


ボーナスの説明

ボーナスは自分のターンに使用できますが、使用すると最終的な得点がマイナスされます。
ボーナスではなく、ほぼ救済処置として使用します。
星を取れなかった時や、欲しい魔力トークンが手に入らなかった時など
最終局面でトークンが余っていたらあえて、変転のボーナスを取った方が得点がよくなる場合もあります。
最後に手札を余らせると1枚につき-5点なのですが、ボーナスを使わないほうが得点がよくなる場合もあるのでご利用は計画的に。


だいぶ省略しているので、プレイ時にはキッチリ説明書を読んでください。

評価/レビュー

コンポーネント

コンポーネントの質自体はとても良く、箱の収納性も良いのだが、デザイン性を重視しているので、使いづらい部分もある。
1、クリスタルトラックは各列10区切りにじゃない
2、ボード類の目盛りが小さいため、トークンがずれ易い。
3、魔力トークン、季節ダイスに基本色(青、赤など)を使っているため、プレイヤーの色が微妙な色(灰、紫など)
評価は少し盛って4という所かな?

2014/03/31

ルール

カードゲームが好きなので甘い評価になってしまいそうなので少し辛めに点数をつけてます。
カードドラフトや、季節ダイスのルールなどは面白い、終盤になるにつれラウンド終了時処理が増える傾向にある為面倒ではある。
また、現在の得点は非常に分かり辛い。というより、毎ターン確認しながらやるのは非現実的で、高頻度で計算する人がいるとゲームが長引きます。
7〜8割位はドラフト時に優勢劣勢が決まってしまうので、初心者を入れづらい。
ダイスを使ってはいるが、相当変な風に偏らなければ運で負けるということは殆どないのがすごい。
多少壊れ性能のカードがあるのはしょうがないが、とれば勝てると言うものでもない
コンボを多用し始めると、ダウンタイムがやばい。

2014/03/31

世界観

この手のゲームは日本だと○○ドラゴン祭り、○○デーモン祭り、神話武器祭りや、萌えキャラ尽くしだったりするものだが、カードの名称もイラストもオリジナリティがありとてもいいと思うが、そのせいでカード名がおぼえ辛いのはご愛嬌
題材の季節とゲームシステム、カード効果のマッチングもすばらしい。

2014/03/31

インストのし易さ

スタートプレイヤーを回す(変わる)、カードドラフトを、わからない人に説明するのは実際難しい。
カードの見方や、ダイスの見方、専門用語など簡易サマリーを人数分作った方がいいレベルと言うか作った。
カードのコンボなどもある為、経験者に初心者を一人入れるなら、説明の為一人抜けていないと初心者はフルボッコだと思うが、それはそれでどうだろうか?

2014/03/31

準備

ボード、カード、トークン、ダイスなど、コンポーネントの種類が多いので準備は面倒だが、終盤のはトークンなど使い切り為、繰り返すならそれほど手間ではない。
箱の中に綺麗に収納出来るようになっているため、準備の手間も若干ではあるが軽減される。

2014/03/31

中毒性

なんだかんだで他の項目の文句が多いが、カードゲームが好きなので中毒性は満点で
コンボを考えるのも楽しいし、ドラフトも楽しい。カードの絵柄も個人的にかなり好み
2人でも面白いが、カードドラフトはやっぱり人数が多いほうが面白い思う。

2014/03/31

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